【世界の街角】台湾最初の街、台南・安平老街でノスタルジック散歩を楽しむ

「台湾の京都」の異名をとる、古都・台南。

かつて台湾の首都であったことから、重要な史跡が点在し、ノスタルジックなムードが漂っています。

そんな台南で最も人気の観光地が、安平(アンピン)地区。台湾で最初に開かれた街で、台南っ子もイチオシの古い街並み、「安平老街」が残っています。

安平老街は、延平街、効忠街、中興街からなるエリアで、なかでも延平街は台湾で最初に誕生した通り。

17世紀にオランダ人が安平に建設したゼーランディア城(現・安平古堡)の城下町としてつくられたのが、その歴史の始まりです。

そして、延平街から延びる効忠街と中興街が整備され、ゼーランディア城の東に格子状に広がる城下町ができたのです。

安平老街は、台南中心部からおよそ5キロのところにあり、台南から気軽に日帰り観光が可能。台湾の原点ともいえる、安平老街を歩いてみましょう。

「安平老街」の顔とでも呼ぶべき延平街は、安平地区で最もにぎやかな通り。土産物屋やフルーツジュース、アイスクリームなどの屋台、食堂などが軒を連ね、いつも観光客でごったがえしています。

年季の入った土産物店の隣に小さな寺院があったりして、「台湾で最も古い街」にふさわしい風情が感じられます。

安平みやげの定番、エビチップスやドライフルーツなどを購入するもよし、B級グルメを食べ歩くもよし。ごちゃまぜ感が楽しい安平老街のメインストリートを、ぶらぶらと歩いてみましょう。

安平を歩いていて楽しいのが、路地裏。人通りの多い通りだけでなく、一見何もなさそうな小さな通りにも、きっと何か発見があるはずです。

人通りの少ない路地に入り込むと、風情あるレンガ造りの古い建物が並ぶノスタルジックな風景に出会えます。メインストリートとは打って変わって、静かでゆったりとした時間が流れる小さな路地を歩いていると、タイムスリップしたかのような感覚に・・・

日本人にとっては、どこか沖縄を思わせる、素朴な懐かしさが感じられる優しい街並みです。

効忠街に面して建つ美しい建物、「海山館」。

もともと、福建省の兵士の廟として建てられたもので、現在は博物館、台湾みやげを売るショップ、カフェとして開放されています。

天気のいい日なら、テラス席でのんびりと南国気分を味わってみてはいかがでしょうか。

安平を歩くときに注目したいのが、剣をくわえた獅子「剣獅」のモチーフ。魔除けの意味合いのほかに、かつては番地を示す目的でも使われていました。

安平では、いたるところに、さまざまな形で、剣獅を目にします。あなたはいくつ、剣獅を見つけられるでしょうか。

古くからのモチーフのほかに、近年では新たなストリートアートも登場。古い街並みにポップないろどりを添えています。

通りによって、さまざまな表情を見せてくれる安平老街。古さの中に新しさが芽吹く街並みは、なつかしく、それでいて新鮮です。

この街を歩いた体験は、きっと特別な時間として心に刻まれることでしょう。

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