聖フランチェスコの出身地イタリア・アッシジは中世の街並みが残る歴史ある街

中世の街並みの風景が残るイタリア「アッシジ」。

フランシスコ会の創設者である聖フランチェスコの出身地として知られており、2000年「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」として世界遺産に登録された街です。

ローマやフィレンツェからも直通電車が出ているので、個人で訪れる場合は電車で行くのがオススメ。

アッシジの見どころは、世界遺産の登録名の通り、フランチェスコの名を冠した聖堂や関連施設です。

聖堂や関連施設を含めたアッシジ全体の街の建物は、この地で掘り出される薄いピンク色をした石材から造られており、中世の街並みを彩っています。

・サンタ・キアーラ聖堂

アッシジ観光で外せないサンタ・キアーラ聖堂は、13世紀半ばに建立されたゴシック様式の教会。

この地で掘り出される石材から造られたピンクと白の縞模様の外観が特徴です。

聖フランチェスコの精神に従った女性キアーラのグループが建てた女子修道院の地下室には、聖キアーラの遺体や遺品が納められています。

サンタ・キアーラ聖堂は高台にあることからウンブリアの田園を見渡せるので、訪れた際はその風景を見ながらアッシジの雰囲気に浸ってみてもいいでしょう。

・聖フランチェスコ教会

13世紀、教皇グレゴリウス9世によって建築が始まった聖フランチェスコ教会は、何度も改修が行われて現在の姿になっています。

聖堂は町の北西の斜面の上に建ち、上堂部分はゴシック様式、下堂の部分はロマネスク様式と異なっているのが特徴です。

内部は撮影禁止だが、ルネサンス初期の画家ジョットによる聖人フランチェスコの生涯、28の場面を描いたフレスコ画「玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ」、「小鳥に説教する聖フランチェスコ」がそれぞれ一番の見所になっているので、聖堂を訪れたらぜひともチェックしていただきたい作品です。

・ミネルヴァ神殿

ギリシャ神殿を思わせる「ミネルヴァ神殿」はローマ時代に造られた神殿。

コムーネ広場に面している神殿は、紀元前1世紀に建てられたとは思えないくらい、今もなおその当時の美しい姿を残しています。

6本のコリント式柱の奥には教会があり、現在は神殿は教会として使われています。

内部は外観の雰囲気とは違い、豪華なバロック様式の造りになっており、かなり華やかな内装となっています。

・コムーネ広場

ミネルヴァ神殿も建てられているコムーネ広場は、町の中心地にあります。

噴水が目印になり、観光インフォメーションセンターもあるので、町の地図や名所のパンフレットなどを手に入れることができるので、アッシジに着いたらまずはここを目指すのもいいでしょう。

広場には、カフェや雑貨屋も多くあるので、休憩したりお土産を購入するのもオススメです。

・マッジョーレ要塞

観光の時間があったら、アッシジの一番高い場所にあるマッジョーレ要塞を訪れてみてはいかがでしょうか。

マッジョーレ要塞から眺めたアッシジのパノラマ風景は、イタリア旅行の思い出に残ること間違い無いでしょう。

中世の街並みが残る歴史ある街、アッシジはローマやフィレンツェと合わせて訪れたい街。

少し足を伸ばして、その田園風景が広がる街並みを散策してみてはいかがでしょうか。

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