「おんな城主直虎」大河ドラマ館へ行ってみた


天竜浜名湖線気賀駅の近くに、大河ドラマ館が設置されました。

ここは今年の大河ドラマ『おんな城主直虎』を紹介する施設として、早速ながら万単位の入場客を集めています。前年度の『真田丸』は大河ドラマ史上の中でも大変な人気を博した作品になりましたが、『直虎』もそれに負けじと高視聴率を記録しているようです。

今年の大河ドラマの魅力は、「美しい自然」にあります。緑映える豊かな森が視聴者の心を潤し、「これこそがかつての日本の光景」という強い印象を与えています。

大河ドラマ館では、そんな井伊谷の森を体験することができます。

・美しい観音経の響き

ここで、今一度『直虎』のシナリオをまとめてみましょう。

遠江国井伊谷の領主井伊直盛には、おとわという娘がいました。おとわは親戚筋の亀之丞と井伊氏の家老の息子である鶴丸という幼馴染に囲まれつつ健やかに成長しますが、ある日亀之丞の父親が謀反の罪で今川氏に処刑されます。

この時点で亀之丞は、おとわと婚約していました。ですが今川氏は亀之丞の命を差し出せと井伊氏に要求し、やむなく直盛は亀之丞を井伊谷から逃亡させました。それを受けておとわは出家しますが、10年の時を経て亀之丞が井伊谷へ帰還し……というのが物語の序章です。

主役の井伊直虎を演じるのは、柴咲コウさん。作品初登場は第4話の最終盤ですが、その初登場シーンが大きな話題になりました。「柴咲さんの唱える観音経が美しい!」というのがその理由です。NHK公式サイトでも、柴咲さんの観音経をアップしました。

2017年は「直虎ブーム」到来の気配がします。

・お得なチケットも販売

『直虎』の配役でとくに反響が大きかったのは、何と言っても今川義元演じる春風亭昇太師匠。

BS放送での『直虎』は日曜午後6時からですが、その直前まで日本テレビが『笑点』を放映しているという見事なタイムスケジュールです。いつもの陽気な昇太師匠が、突然恐ろしい今川義元に変貌する様を視聴者は目の当たりにしてしまいます。

それはさておき、浜松市を走る遠州鉄道は現在『いいね! 直虎1DAYパス』という商品を発行しています。

これは遠鉄の電車とバスの1日フリー乗車券、龍潭寺・大河ドラマ館の入場券、そして遠鉄百貨店のクーポン券や施設優待券も付加されたもので、2,300円で販売されています。これを使えば、浜松エリアの史跡を巡ったあとに掛川城へ足を伸ばしてみるということもできそうです。

・日本は「大きい国」

井伊直虎という、決してメジャーとは言えない歴史人物が主役になった今年の大河ドラマ。ですがそれ故に、日本の中にも「未知の秘境」があるということが知れ渡るようになりました。

どうやら、我々の祖国日本はかなり大きい国のようです。もちろん、国土面積が大きいという意味ではありません。地域により多様な気候と複雑な地形が、いくつもの派生文化を誕生させました。そのすべてを肉眼で見るとするならば、膨大な時間を費やしてしまいます。

すなわち、それほど日本は「奥深い」ということなのですが。

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