【日本純喫茶紀行】新宿が誇る純喫茶の名店で味わうナポリタンとは? / 東京都新宿区歌舞伎町の「珈琲西武 本店」
|かつて明治時代の日本において、多くの知識人や文化人が集まっていた場所、それが「喫茶店」。
そんな時代の流れを脈々と受け継いで今にその香りを届けてくれているのが「純喫茶」というジャンルのカフェ。
実は「喫茶店」にはかつて「特殊喫茶店」と呼ばれる、現在のクラブやキャバレーのようなものがあり、それと区別するために「純喫茶」と呼ばれるようになったという歴史があり、昭和の時代には非常に多く存在した純喫茶は残念ながら現在は少なくなってきている。
しかしながら味わい深い純喫茶で過ごす時間は懐かしさや愛しさに溢れており、時間を味わうためには最適な場所。
今回は新宿にある純喫茶の素晴らしい空間を楽しめるお店をご紹介したい。
お店の名前は「珈琲西武」だ。
・創業1964年(昭和39年)の純喫茶「珈琲西武」
こちらのお店、1964年(昭和39年)に創業した純喫茶。
1964年(昭和39年)と言えば、東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通し東京モノレールが開業した、まさに現代の日本のインフラが東京オリンピックによって整備された年。
そんな年に創業したこちらのお店は、かつての場所での営業は終了したが、「ハナミチ東京 歌舞伎町」で、今なおその当時の空間をそのまま提供してくれている。
・やはりオーダーしておきたいメニューはナポリタン
こちらのお店のメニューには、さまざまなメニューがあるのだが、
やはり喫茶店といえば、というメニューである、ナポリタンをオーダーしておきたい。
ややケチャップの酸味が立っている味わいは、まさに喫茶店で提供されるメニューの王道。
たっぷりの具材とやや太めの麺のコンビネーションは、ナポリタンの王道と言っても過言ではない味わいだ。
東京オリンピックと同時に生まれた新宿にある本物の純喫茶の空間を味わえる「珈琲西武」。
新宿を訪れたのであればぜひ味わっておきたい、そんな空間と味わいを堪能できる純喫茶に違いないのだ。
<お店の情報>
お店 珈琲西武 本店
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-6-12 ハナミチTOKYO歌舞伎町 2F
営業時間
月・火・水・木・金・土 11:00 から 23:30
日・祝日 11:00 から 23:00