鉄道だらけのインドは駅の設備が便利! クロークも仮眠室もあるよ

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インドの鉄道といえば、大幅な遅延、カオス、蒸し風呂、といった印象を持つ人も多いようです。しかし実は、旅に使える設備が充実しています。たいてい中~大規模の駅では、クローク、仮眠室があります。なかでも、荷物のサイズや時間を選ばない24時間営業のクロークはうれしい。

列車を降りてプラットフォームを見上げると、たいていクロークのサインが見つかります。クロークに入ると管理人がいます。何時間くらい預けたいか目安を伝え、チケットを提示。原則的に列車利用者しか使えないためです。

駅によってはパスポートも記入し、管理票に色々記入。無事、預ける荷物がロックされていることが確認できたら、管理人が後方の棚に入れてくれます。

場所によっては、白いチョークで荷物に番号が書かれます。アナログな管理方法ですが、観光客から現地人まで結構な利用率。そんな大量の荷物をすべて1-3人と紙とペンで管理しています。

大きな駅になるとスイートルームまで含めた宿泊設備も。筆者は、インドで都市を回るときは列車の時刻をおおまかに決め、夜中発着の際は、仮眠室を使わせてもらっています。

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上の写真はオールドデリー駅の仮眠室。一応女性用だが、男性も使う。冬は寒いので、各自が自分の毛布を持ち込みます。

筆者がジャイプルからジョードプルに行く際は、夜中発で、しばらくシャワーを浴びていなかったこともあり、スイートルームを3時間だけ、1000ルピーほどで使わせていただきました。

スタンダードルームにもシャワーはついているのですが、このときは満室でした。仮眠室はシャワーがついているところもありますが、水が出なかったり、汚かったりと、あまり整備されておらず、現地女性も使う人は少ない模様です。

ジョードプルなどでは、プラットフォームに州政府観光局があり、ツアーの申し込みや、無料地図をもらえたりもします。地図の少ないインドでは、とても助かります。

感心するのは、これだけ利用者が多いのに、すべてアナログな手法で管理している点です。インターネットでの予約などはほぼありません。

こんな様々なサービスもあるためか、インド鉄道は世界最大の雇用主でもあり、160万人もの人々を雇っているそう。

1853年、英領インド時代に開発されて以来、聖地巡礼や商売、親戚に会うために、移動が多いインド人の生活には欠かせないものだったのでしょう。現在でも飛行機の運賃が高く、道路の整備が遅れているため、鉄道が重要な移動手段となっています。

これだけ大規模になると、初期に開発された管理システムを変えるのには、かなりハードルが高いのかもしれません。インドがIT大国のイメージもありますが、民間と国有企業では事情が随分と違うようです。デジタル化を試みても、なかなか移行がうまくいかないようで、よくモニターがフリーズしたままで表示されています。

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上の写真はフリーズが放置された駅のモニター。エラーメッセージの背後で、象が「Wish You Happy Journey」と踊っています。インドの鉄道ではよく見かける風景です。

インド旅行をする際は、ぜひ駅の設備もフル活用してください。

By Shoko
Post: GoTrip
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