【日本居酒屋紀行】魚介好き必見!呑兵衛を虜にする老舗、門前仲町の「魚三酒場」で裏メニューをオーダーしよう!
|富岡八幡宮の門前町として、江戸時代からの歴史を紡ぐ門前仲町。今でも江戸の粋を随所に感じる事ができるこの街は、呑兵衛を魅了してやまない街の1つ。
そんな街に新鮮な魚介類を驚きの低価格で提供してくれる、老舗酒場がある。その酒場の名前は「魚三酒場(うおさんさかば)」。門前仲町でもっとも有名な酒場の1つといっても過言ではない、それほど有名な酒場は、午後4時の開店前から長蛇の列が並ぶ。
・大量のメニュー
早い、安い、ウマい、そんな酒場の三冠王がこちらのお店の素晴らしいところ。築地市場から直送された新鮮な魚介類は、普段ではなかなかお目にかかることができないようなネタもたくさん揃っている。壁に貼られたその日のメニューから、好きな物をチョイスしてお店の人にオーダーすれば、至福の時間がスタートする。
・ウマすぎる刺身たち
築地市場から直送された新鮮な魚介類は、片っ端から刺身にされてショーケースに並べられていく。お客が大量に押し寄せるこちらのお店だからこそ、片っ端から刺身にしても、片っ端からオーダーが入る、という、素晴らしいシステムが出来上がっている。それゆえ、いつオーダーしても、最高の状態で刺身が提供されるのだ。
・天ぷらもウマい
もちろん刺身がうまいということは天ぷらもうまい。今の時期は春を感じられるネタがたくさん揃っている。アサリの天ぷらに、ハゼの天ぷら、そしてメゴチの天ぷらなど、江戸前の春の旬を感じながら酒を飲むのはたまらない。アツアツでホクホクの天ぷらを好きな飲み物と合わせると、口の中には極上の春がやってくる。
・フライもウマい
そして忘れてはならないのがフライ。たっぷりのラードで揚げられたアジや牡蠣は、ふくよかでウマミの強い味わい。日本酒で口を湿らせ、アツアツのフライを頬張れば……もう言葉を無くしてしまうほどのウマさなのだ。
・シメは裏メニュー
実はこちらのお店、常連さんだけが知っている、裏メニューがある事をご存知だろうか?それが「玉落ち(ぎょくおち)」だ。通常のメニューでは、「おつゆ」という魚介のアラを使った、透き通った極上の魚介スープを頼む事ができる。「玉落ち(ぎょくおち)」をオーダーすると、その極上の「おつゆ」に生卵を1つ落としてくれるのだ。魚のウマミと玉子の甘みを感じられる極上スープでシメると、暖かいスープは身も心も温めてくれる。
窓や入り口が空いたままになっているこちらのお店。そのことによって、ときおり春の風が店内を駆け抜けていくことも、ツマミの1つとして感じる事ができる。
もし門前仲町に行く機会があれば、是非、魚介類が運んできてくれる春の訪れを感じてみてもらいたい。きっとそこには、かつて江戸の呑兵衛達が楽しんでいた、旬の味と春の風を感じる事ができるだろう。
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お店 魚三酒場 富岡店(うおさんさかば とみおかてん)
住所 東京都江東区富岡1-5-4
営業時間 16:00~22:00
定休日 日曜日・祝日