ルーマニアの美しき中世の町・ブラショフの絶景を望むトゥンパ山にのぼる

12世紀にドイツ人の手によって築かれた、ルーマニア・トランシルヴァニア地方の古都ブラショフ。

「ドラキュラ城」として知られるブラン城や、人気の高原リゾート、ボヤナ・ブラショフを訪れる起点となる町でもあり、多くの観光客でにぎわっています。

そんなブラショフで見逃せないのが、町の南東にそびえるトゥンパ山からの風景。

トゥンパ山へはブラショフの町からロープウェーで簡単にアクセスすることができ、標高865メートルの山頂からは中世の面影を残す町並みが一望できます。

ロープウェー乗り場があるのは、町の中心・スファトゥルイ広場から南へと進んだところ。市街地よりもやや小高い公園のようなところにあります。

日本でいえば昭和の時代を思い起こさせるような、レトロなロープウェーに乗って空中散歩へと出発です。

動き出したロープウェーはしだいに高度を上げ、市街地の風景があっという間に遠ざかっていきます。

ロープウェーの中から見る町並みも美しいですが、お楽しみはまだまだここから。山頂に到着したら、展望台を目指して森の中を奥へ奥へと歩いていきます。

展望台を示す英語の表示などはないのでちょっと戸惑ってしまいますが、人の流れに乗って歩いて行けば大丈夫です。

ただし足場は決して良いとはいえないので、できるだけ荷物を軽くして、歩きやすく滑りにくい靴で出かけたほうがいいでしょう。

山道をのぼり切ると、一気に視界が開け、ブラショフ市街が一望できる展望台が。

この展望台からは、特にかつての旧市街であるスケイ地区がよく見渡せます。

山々の緑とオレンジ屋根のコントラストがなんとも美しく、自然と調和した町並みに心が安らぎます。

実はトゥンパ山の展望台はここだけでなく、ここからロープウェー乗り場に戻る途中にもまた違った景色が楽しめる展望台があります。

この展望台からは、スファトゥルイ広場を中心とした町の中心がよく見えます。

広場に隣接したひときわ大きな建物は、トランシルヴァニア地方最大を誇る後期ゴシック様式の「黒の教会」。今なお中世の面影を色濃く残す風景に感動を覚えずにはいられません。

深い緑の山々に抱かれ、長い歴史を歩んできた古都・ブラショフ。トゥンパ山の頂上に立ったとき、豊かな自然とともにあるこの町のかけがえのない美しさに触れることができるのです。

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