音楽の都、ザルツブルグの美しい街並みを楽しむ


中欧、オーストリアのザルツブルグは、人口15万人程度の小さな街ですが、カトリック布教の拠点となった中世より多くの宗教建築や、宮殿等が残り「北のローマ」と言われるほど美しい街並みが残っており、旧市街地が世界遺産にも登録されています。

山に囲まれた小ぢんまりとした旧市街地には、石畳の小道沿いに石造りの建物や、ドイツ風の木枠のはまった家々が連なり、見渡す限り現代的な建物は目に入らず、まるでおとぎ話の世界に入り込んでしまったようです。

街の中心の丘にはランドマークとなっているホーエンザルツブルグ城がそびえています。この城は、要塞として1077年に作られた後、多くの拡張工事を経て現在にもその姿を残していて、ヨーロッパ中世のものとしては完璧に保存されている貴重な例となっています。城からは街全体を見下ろす美しい眺望が楽しめます。

また、モーツアルトの生誕地である他、世界的な指揮者・カラヤンなど著名な音楽家ともゆかりが深く、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となったことでも有名な音楽の都でもあります。

1920年より、毎年夏にモーツアルトを記念した音楽祭、ザルツブルグ音楽祭が開催され、世界的に知られるウィーンフィルをはじめ、世界の名だたるオーケストラや音楽家が集まります。クラッシック音楽を中心としたものとしては世界最大のフェスティバルです。

オペラなどは高くてなかなか手が届きませんが、音楽祭開催期間中には、街の広場でオペラのパブリックビューイングなども開催されるので、手軽に音楽を楽しむことも可能。

夏の旅行を考えている人はザルツブルグで音楽と街並みを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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