【超絶美味】台南にいったら絶対に食べておきたいグルメ3選
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「台湾の京都」とも呼ばれることの多い台南。1949年に台北が首都となるまで、長い間台湾の中心地であった台南は、台湾の古都として多くの台湾人から愛されています。
台湾で最も多くの文化遺産を有し、歴史と文化のつまった都市である台南は、同時に美食都市でもあります。台南発祥のグルメも数多く存在し、台湾グルメを語る上で台南は絶対に欠かせない地域といえるでしょう。
そんなグルメの激戦区でもある台南において、地元の人々から絶大な人気を誇る3つのお店が存在します。それが「富盛號碗粿(フーシェンハオワーグイ)」「阿松割包(アーソンクワパオ)」「金得春捲(キントクチョンジュエ)」。
実は、この3店舗は永楽市場において向かい合うようにして営業しています。そのため地元の人々は、この人気店が地図上で三角形を描くように立地していることから、3店舗を総称して「金三角」と呼んでいます。
というわけで、今回は台南へ行ったら絶対に食べておきたい絶品トライアングル、「金三角」を紹介します。
・富盛號碗粿(フーシェンハオワーグイ)
こちらの看板商品は、「碗粿(ワーグイ)」という、お米をすりつぶして蒸し上げた茶碗蒸しのようなグルメです。伝統ある台南グルメの中でも、豚肉、エビ、椎茸など様々な具材が入った碗粿の上には、とろみのある甘辛なタレがかかっており、このタレと具材が最高にマッチしていて深い味わいを楽しむことができます。また店内には、すりおろしたニンニクとわさびソースが置いてあるので、お好みでトッピングしてみて下さい。台湾ではあまり見ることのないわさびソースですが、碗粿の味をうまく引き締めてくれて、非常にいい組み合わせでした。ちなみに、碗粿は食べ方も決まっており、男性ならば中心から十字に、女性ならば中心から米字に切れ目を入れ、その後にお椀に沿うようにフォークを入れてはがして食べるのが縁起もいい正式な食べ方だそうです。
詳細情報:台南が誇る伝統グルメ、碗粿(ワーグイ)の名店「富盛號碗粿(フーシェンハオワーグイ)」へ行ってみた
・阿松割包(アーソンクワパオ)
こちらで食べることのできるのは、台湾流バーガーとも言うべき一品で、肉まんのような白い生地にお肉を挟んだものが「割包(クワパオ)」です。こちらでは、豚バラ肉、豚赤身肉、豚タンの3種類から選ぶことができます。人気のある豚のタンは独特の食感で美味しいのですが、クセがあって好き嫌いが分かれるので、まずはベーシックな豚バラ肉か赤身肉を頼むのがいいかもしれません。今回は豚バラ肉を注文しましたが、豚の脂身とほんのりと甘いピーナッツソースの組み合わせが絶妙です。
詳細情報:これぞ台湾式ハンバーガー!台南の有名店「阿松割包(アーソンクワパオ)」で割包(クワパオ)を食べてみた
・金得春捲(キントクチョンジュエ)
こちらのメニューはたった一つだけ。新鮮な具材たっぷりの春巻きです。春巻きといっても揚げてあるものではなく、かといって生春巻きでもない、少し焼き目をつけたクレープのような春巻きです。キャベツ、玉子、エビ、豆腐、豚肉などの具材が薄い生地にたっぷりと包まれており、その上には砂糖と粉状にしたピーナッツがかかっていて、具材の味と甘さが交互にやってくる不思議な味わいです。おやつ感覚で軽くいただけるので、家族にお土産で購入していく人も多く、多い人では20本近く購入していく人もいるほどの大人気。気軽に食べ歩きできるサイズですので、古き良き雰囲気も残る台南の街を眺めながら食べるのもいいかもしれません。
詳細情報:地元の人々に愛される絶品の台南の春巻き「金得春捲(キントクチョンジュエ)」を食べてみた
地元の人々に「金三角」として愛される3店舗は、どれも日本では味わえない台南の美食の歴史がつまった一品でした。1度に3つも台南のグルメを味わうことのできる金三角は、観光客にとって2つの意味で「美味しい」スポットと言えるでしょう。
ぜひ台南に行った際は、金三角でグルメを味わって、台南が誇る食文化の歴史を感じてみてください。
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お店 富盛號碗粿(フーシェンハオワーグイ)
住所 台南市中西区西門路二段333巷8號
営業時間 7:00~17:30
定休日 木曜日
お店 阿松割包(アーソンクワパオ)
住所 台南市中西区國華街三段181號
営業時間 8:00〜18:00
定休日 木曜日
お店 金得春捲(キントクチョンジュエ)
住所 台南市中西区民族路三段19號
営業時間 7:30〜17:30
定休日 なし
お店のHP http://www.kintoku.com/index.asp