【築地の冬期限定メニュー】築地場内で唯一の蕎麦屋で味わう絶品のカキ南蛮そば


全国に名をとどろかせる食の台所と言えば築地市場。東京都内に11か所ある東京都中央卸売市場のひとつだが、その取引金額の規模は日本はおろか世界最大の市場である。

そんな築地では、新鮮な食材を使った絶品料理が楽しめることから、観光地としても国内外から人気は高い。特に旬の素材を使った料理は、その時にしか味わえないものであり、最高の贅沢である。

今回は、そんな築地場内において冬だけにしか味わえない冬季限定メニューの一つ、富士見屋 (ふじみや)の「カキ南蛮そば」を紹介したい。

・築地場内唯一の蕎麦屋
築地場内には40軒以上もの料理店があるのだが、実は場内広しといえども、市場内にある蕎麦屋はこの店しか無い。もちろん場内であるがゆえに、蕎麦に使われているカツオ節や昆布は最高の素材であり、もちろん蕎麦の具に使われる素材も築地ならではのメニューがある。その1つが冬限定メニューのカキ南蛮そばだ。

・まさに冬の恵み、ぷりっぷりの牡蠣
こちらのカキ南蛮そばの特徴はおおぶりの牡蠣。ぷりっぷりの牡蠣はほどよく火入れをされており、牡蠣の甘みとウマミが極限まで引き出されている。また蕎麦のダシでゆったりと泳ぐことで、さらにカツオ節やコンブのウマミをたっぷりと吸い込んで、ぷっくりと太っており、妖艶さすら感じるほどだ。

・ゆず香る蕎麦をすすり上げる
たっぷりと牡蠣の味わいがとけ込んだ、そばつゆを蕎麦とともにズズっとすすり上げると、香しいかおりとウマミが口の中いっぱいに広がり、さらに香りは鼻腔の奥まで染み渡っていく。海の香りたっぷりの牡蠣、蕎麦、そしてそれらを香りでまとめてくれるのが三ッ葉とゆずだ。最高の牡蠣をたっぷりのダシ汁でしっかりと味わう、そして三ッ葉と柚子のキレのある香りがそれらをまとめあげる、まさにこのお店だからこその味わいだ。

残念な事に築地場内市場は2016年11月に豊洲への移転が予定されているため、もし今の魚河岸の雰囲気の中でこちらのお店で冬限定メニューの蕎麦を味わうのだとすればこの冬が最後となると言っても過言ではない。

もし築地を訪れる事があるのであれば、築地場内で愛されつづけている冬限定の牡蠣をつかった蕎麦を味わってみてはいかがだろうか。そこには心も体も温めてくれる、絶品の味わいがあるに違いない。

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お店   富士見屋 (ふじみや)
住所   東京都中央区築地5-2-1 築地市場 10号館
営業時間 6:30~14:00
定休日  日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)

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この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 富士見屋 (ふじみや)

住所 : 東京都中央区築地5-2-1 築地市場 10号館