本場ヨーロッパで、普段着なクリスマスイルミネーションを楽しもう!

12月のヨーロッパの風物詩とも言える、クリスマス。

近年日本においても、クリスマスが近づくと、町の中心部に綺麗なクリスマスツリーが飾られたり、ライトアップが施されるようになりました。とはいえ、やはり本場ヨーロッパのクリスマスの光景は、独特の素晴らしさがあります。

旧市街にたたずむ荘厳な教会の中は、クリスマス仕様の洗練されたフラワーアレンジメントやデコレーションが配置されます。また外では、大きな通りがライトアップされたり、お店やレストランの入口や大きなショッピングウィンドウなどに、個性あるクリスマスデコレーションが飾られます。

こうした、プロのデザイナーによって施されたクリスマスデコレーションは、もちろん素晴らしいものです。でも実はさらにもう1つ素晴らしいクリスマスデコレーション・イルミネーションが楽しめる場所があります。それは、普通の人々が暮らす住宅です。

多くの人々が、自宅の中にツリーを飾るのみならず、窓際に光を添えたデコレーションを飾ります。また、家の前のお庭やちょっとした空間に光の置物を置いたり、家の周りを光で飾る光景が多く見られます。

この時期は、ヨーロッパは、すっかり寒くなり、早くに日が暮れるため、こうした光で彩られた光景は、人々の気持ちを明るくしてくれるのかもしれません。

またそれぞれの家庭で、個性が違った飾りつけが施されるため、寒い中のお散歩でも、ついつい楽しくなっていきます。町や村全体が、ちょっとした光の美術館かのようです。

クリスマスが間近に迫り、こうしたお互いに施した見事なライトニングを町をあげて楽しもうと、「ライトフェスティバル」なるイベントを開催するところもあります。

そこで、今回こうしたイベントを開催しているオランダ中部にある町に赴き、住宅街を通る道々を歩いてみました。

派手に光の置物を配置したり、家の屋根やベランダ沿いを全てライトで飾るなど、派手目なデコレーションのお家もあります。

またサンタクロースが屋根によじ登っている様子を模したデコレーションは、クリスマスらしくとても可愛いものです。

一方で、家の前の小ぶりな木に、クリスマスライトを付けたり、クリスマスボールを吊り下げて、雰囲気を醸し出すのみといったお家もあります。

なおこうした一般家庭でのクリスマスデコレーションは、クリスマスを過ぎても、暫く飾られ続けることが多く、通常12月一杯楽しむことができます。

もしクリスマス前後にヨーロッパに訪れる機会がある場合には、中心街に飾られるプロ仕様のクリスマスイルミネーションのみならず、ヨーロッパの人々の日常のクリスマスデコレーションを見に、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

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