【世界の美食】サラゴサのスペイン人が自信をもってオススメするスペインバル「メリ・メロ(Méli Mélo)」
|マドリッドとバルセロナのほぼ中間、エブロ川の両岸に広がる街サラゴサ。
日本人にはあまり馴染みの無い街かもしれないが、サラゴサはスペインのアラゴン州の州都であり、世界遺産も存在する。
こじんまりとしたサラゴサの街は旅行者にとってとても歩きやすく、町歩きをすることで2000年以上に渡って様々な文化によって形成されたこの街を感じることができるという、スペインに行ったら是非滞在しておきたい街の1つだ。
そんなサラゴサのハイライトといえばスペインバル巡り。
こじんまりとしたサラゴサの街にはたくさんのスペインバルが存在し、キノコのピンチョス専門店やイカとムール貝のピンチョス専門店など、他の街ではなかなか味わえないバルを、ハシゴする事ができる。
また街のインフォメーションには、たくさんのサラゴサのスペインバルの中からオススメのお店をピックアップした、バルだけのグルメガイドがあるほどなのだ。
そんな星の数ほどあるサラゴサのバルの中から、サラゴサの人々から愛されすぎて困っている、というほど愛されているスペインバルをご紹介したい。
そのお店の名前は「メリ・メロ(Méli Mélo)」。
・昼間から長蛇の列、地元サラゴサっ子で溢れる店内
こちらのお店、開店と同時にお店が満員になってしまうほど、大人気のお店。
それもそのはず、わざわざ遠く離れたサラゴサ大学の教授も講義の合間に娘を連れて食べにくるというほど、サラゴサの人々から愛されまくっているお店なのだ。
その理由はリーズナブルで美味しいから。世界のどこでもそれは共通なのだ。
・キンキンに冷えたセルベッサ!
海外でビールを飲んだ場合、グラスまでキンキンに冷えている、そんな体験をした事はなかなか無いのではないだろうか。
しかしこちらのお店、キンキンに冷やして凍り付いているほどのグラスに、これまたキンキンに冷えたビールを注いでくれる。
グラスが小さいのですぐに飲み干してしまうのだが、だからこそ、とんでもなく冷えた状態でスペインの生ビールを味わえるのだ。
スペイン広しといえども、ここまでキンキンの生ビールはないだろう。
まずはお店にいったら、ワインではなく「セルベッサ(cerveza)!」と注文してほしい。(cervezaとはスペイン語でビールを意味する)
・お店のオススメは3つ、海老のムース、生ハムのコロッケ、そしてフォアグラとフィレ肉
こちらのお店のオススメは3つ。
まず、前菜として頂きたいのが海老のムース。
クリーミーな海老の味わいと濃厚なマスカルポーネチーズのムースが絶妙の味わいで、ビールとの相性もバツグン。もちろんワインと合わせても美味しい事は言うまでもない。
そして、注文してから揚げてくれる生ハムのコロッケ。
アツアツの状態で出される生ハムのコロッケは、生ハムのうまみとコクをたっぷりと感じられる逸品。
生ハムの塩気がしっかりと効いたコロッケを片手に、スペインの生ビールを味わえば、バルで出会う人々との陽気な会話もさらに弾むのだ。
そして、最後はフォアグラとフィレ肉のステーキ。
もはや言葉にする必要がないほどのうまさのこのツマミは、どんな飲み物でも美味しく味わえる逸品だ。美味しすぎて1人で2つオーダーする人が続出しており、もはやこのお店でこのメニューを頼まない、なんてことはほとんどあり得ないのだ。
もちろん他にも美味しいメニューがたくさんある。
ジャガイモの中にツナとタマネギの炒め物が詰め込まれたメニューはローズマリーの香りが効いた逸品であるし、
揚げたてのジャガイモのフリットは、シンプルながらもビールとの相性バツグンのおつまみだ。
もしスペイン、サラゴサを訪れるのであれば、町歩きとともに、バル巡りを楽しんでみてはいかがだろうか?
きっとそこには、マドリッドやバルセロナなどの大都市に負けない、地元の人々の陽気な歌声とおしゃべりで溢れた、最高のバルがあるに違いない。
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お店 メリ・メロ(Méli Mélo)
住所 Calle Mayor, 45, 50001 Zaragoza, Spain
営業時間 13:00〜17:00 / 20:00〜24:00
お店のHP http://www.restaurantemelimelozaragoza.com/es/productos/