【地元民に愛される絶品グルメ】栗のおいしさを堪能できる季節限定の絶品和菓子、中津川「すや」の栗きんとん
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日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品スイーツが必ず1つや2つ存在する。
しかしその絶品スイーツは、ほとんどの場合地元の人にとっては「常識」や「当たり前」のため、その街や地域以外の人にはなかなか知られることがないのが、現状である。
今回ご紹介するのは、岐阜県中津川市が誇る絶品和菓子屋「すや」の栗きんとん。
・中山道中津川の「すや」の歴史
美濃中津川、町の中を旧中山道が通っているこの街は、古くから中山道の宿場として栄え、木曽路の入口として旅支度を整える人々で賑わっていた。
木曽けやきの大看板を掲げるこの店は、中津川でも、旧家として知られる家。
菓子箱に貼られている版画風の絵は、江戸後期の宝暦頃から、中山道に面して立っていたこちらのお店を示しているほどだ。
創業は元禄年間で、江戸から下ってきた一人の武士が、この宿場町に住みつき、「十八屋」の屋号でお酢の店を開いた事からはじまったのだと言う。
1902年に和菓子のお店へと変わってから、今なお地元で愛されているお店、それが中津川の「すや」なのだ。
・「すや」と言えば栗きんとん
「すや」と言えば栗きんとん。
厳選された栗と砂糖のみを使い炊きあげた、栗きんとんは、雑味の全くない味わい。
しっとりとした栗きんとんをひとくち頬張れば、栗の凝縮された秋の香りと美味しさが、素朴ながらも口いっぱいに広がっていく。
粗目に刻まれた栗の食感も楽しく、まさにこの季節だからこそ味わえる逸品なのだ。
・栗きんとん以外もおいしい和菓子
栗きんとん以外にもおいしい和菓子がたくさんある。
くるみ餅はクルミの香ばしいかおりが、求肥(ぎゅうひ)に閉じ込められた逸品。
噛む度に広がる香ばしさと甘みがクセになるほど。
栗をそのままつかった、栗納豆は栗を甘納豆にしたもの。
こちらもお茶との相性はバツグンで、栗のおいしい季節だけの逸品だ。
秋の気配がしてきた日本列島。
もし秋の木曽路で紅葉を楽しむのであれば、期間限定で楽しめる木曽路の栗のスイーツも味わってみてはいかがだろうか?
きっとそこには、素朴ながらも優しい季節の味わいがあるに違いないのだ。
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お店 栗きんとん本家 すや 本店
住所 岐阜県中津川市新町2-40
営業時間 8:00~19:00
定休日 水曜日
アクセス JR中津川駅から徒歩10分程度
公式HP http://www.suya-honke.co.jp/index01.html