囲炉裏を囲みながら長野県の郷土料理おやきが食べられる「小川の庄」へ行ってみよう!
|長野県の郷土料理のひとつである「おやき」。
長野県内各地で食べる事ができる、ちょっとした軽食やお土産として人気です。
そんなおやきを、囲炉裏を囲みながら昔ながらの雰囲気の中で食べられる場所が長野市にあります。
それが善光寺の参道沿いにある「小川の庄」。
こちらは長野県北部の小川村というのどかな村に本店を構えるおやき専門店の分店です。
店内では持ち帰り用のおやきや漬物、味噌などが販売されており、長野県の家庭の味をお土産に買う事ができます。
店の奥へ進んで行くと、そこには囲炉裏が置かれ、その火を利用しておやきが焼かれています。
囲炉裏の隣ではおばあさんが1つひとつ手作業でおやきを丸め、それをおじいさんが焼いていきます。おやきはまず吊るされた鉄板の上で両面が焼かれ、その後更に炭火で側面が焼かれていきます。
店内ではおやきが1つ200円で食べることができます。
季節ごとに中身は変わりますが、常に3種類のおやきが用意されています。
今回はナス、あずき、野沢菜が用意されている中から、野沢菜のおやきを頂きました。
目の前で作られたばかりの、焼きたてのおやきからは香ばしいかおりがいっぱい。さらに、おやきにはそば茶とみそ汁が付いてくるので、それだけで軽い食事になります。
おやきは炭火で焼いているので外側がカリッとしていています。
中には具がぎっしりと詰められており、食べごたえも十分です。少し濃い目に味付けされている具がカリカリふっくらした皮によく合いますよ。
囲炉裏の火は時折モクモクと煙を上げながら燃え、温かみのある炎を眺めていると、懐かしい様な落ち着くような気分にさせられます。
眺めている分には良いのですが、火に近づいてみると結構熱いです。こんな火のそばでずっとおやきを焼くのは、本当に大変な作業なんだなと思い知らされます。
混雑具合にもよりますが、おやきを作っているおばあさん、焼いているおじいさんは時折話しかけてくれたりします。
まるで自分の祖父母と話しをするかのように、どこから来たのかや天気の話をしながら、自分の家にいるかのようなアットホームな雰囲気が楽しめます。
また、ここではおやき作りの体験も可能です。食べるだけでなく実際に作ってみる事で、おやきについてより深く知ることができます。
1つひとつ真心を込めて作られた長野県の郷土料理おやきを、ぜひ食べに行ってみてはいかがでしょうか?
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お店 信州小川の庄
住所 長野県長野市56-1
営業時間 10:00~18:00