たった2ユーロでオペラ鑑賞!オーストリア・ウィーン国立歌劇場の「立ち見席」入手方法とは?
|オーストリアの首都ウィーンは、かつてベートーベンやモーツァルト、シューベルトなど著名な音楽家が暮らした「音楽の都」として有名です。
ウィーン国立歌劇場では、毎日オペラやバレエなどの様々な公演が行われており、地元の人や観光客で賑わいます。
実はこの国立歌劇場では、当日限定の立ち見席が販売される事をご存知でしょうか?
今回は音楽鑑賞とオペラ座の見学がお得に味わえる「当日限定の立見席」の入手方法をご紹介します。
世界的な音楽都市であるウィーンの国立歌劇場(オペラ座)は、世界の音楽業界をリードしている音楽の聖地的な存在です。「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」は日本でも絶大な人気を誇っており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
19世紀半ばに設立された国立歌劇場は、かつてのウィーンの栄光を象徴するような豪華な内装です。
そんな豪華な劇場は世界中から音楽ファンが集う場所なだけあり、チケットの金額は良い席だと200ユーロを超える高価なチケットになっています。
また、有名観光地前などで客引き係のお兄さんからチケットを買うことも出来ますが、安くても50ユーロは支払う必要があります。
そんな高いチケットもいいのですが、安くても雰囲気を味わうだけなら、日中に開催されているガイド付き「オペラ座見学ツアー」が7.5ユーロ程なのでオススメです。
当日の立ち見チケットはたった2ユーロで、開演までオペラ座を自由に見学する事ができるのもお得なポイントです。
気になる服装はカジュアルスタイルでも問題ありません。
ドレスアップまで行かなくてもスカーフを巻いたり、少しお洒落をして見学してもいいかもしれません。この時、スカーフは必ず持っていてください。
リーズナブルに音楽を楽しめる立ち見チケットの購入場所は、国立歌劇場西側の小さな専用の入り口にあります。「STANDING AREA」と書いている看板が目印です。
当日の立見席は公演開始の80分前に販売が開始されますが、人気のアーティストの場合は早い時間帯から行列が出来るため、飲料水や防寒具を準備して置くと安心です。早めに到着すると、こちらのドアの中の専用の待合室で待機することができます。
チケット売り場には、席と料金が記入されています。席の場所により2ユーロから4ユーロの間で値段が異なります。
座席の場所、値段は国立歌劇場のホームページから詳しく確認できますので、あらかじめ確認しておくのもいいかもしれません。
立見席で鑑賞するにあたり、知っておきたい重要なポイントがあります。
それが座席の確保。
じつは立ち見エリアにはこのような金属製のポールが建っているので、ここにスカーフをくくりつけて座席を確保するのが暗黙のルールとなっています。
そのため休憩中や席を離れる時は、スカーフで必ず場所を確保して席を離れましょう。開演までの時間は自由に館内を見学したり、写真撮影をすることが出来ます。
コンサートの開催スケジュールは、事前に国立歌劇場のホームページで確認することが出来ます。
筆者が訪れた日は、幸運にも世界的ソプラノ歌手のEDITA GRUBEROVAの公演で、当日17時頃に到着し既に20名程が並んでいました。
華やかで少し敷居の高いオペラ鑑賞ですが、立見席のチケットを格安でゲットして、よりウィーンの旅をたのしんでみてはいかがでしょうか?
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