【世界の市場】オーストリア・ウィーンの台所「ナッシュマルクト」のマーケットと蚤の市が面白い!

オーストリアの首都ウィーンは、洗練された街並みと歴史的な建物が混在する古都。かつてハプスブルク家の帝都として栄え、華やかな宮廷文化の名残を今も感じられます。

観光地エリアとは異なる魅力で注目されているのが、ナッシュマルクトのマーケットです。世界各国の食材が並び、最先端のオシャレなレストランが営業しています。土曜日に開催されている蚤の市も興味深いものです。それではウィーンの下町スポットを訪ねて見ましょう!ウィーンの胃袋と呼ばれる「ナッシュマルクト(Naschmarkt)」は、ウィーン歴史地区の南に位置する全長600メートルにもなるマーケットです。敷地内には150店ものお店が営業しています。

ナッシュマルクトは18世紀後半にウィーンに点在していたマーケットを一つに集めたもので、ウィーン市内最大の規模を誇ります。ちなみにドイツ語で「ナッシュ」はつまみ食い、「マルクト」は市場と言う意味になります。その名の通りに商品の購入を検討しながら、試食も可能なんですよ。

通りは二本道になっており、ずらりと食材が並ぶローカル感な通りとレストランが並ぶ通りがあります。マーケットには世界各国からの食材が並び、アジア食材から中東の食材、チーズに漬物など、幅広い食材が販売されています。

多種多様で色とりどりの商品が並ぶ市場は、見て回るだけでも十分に楽しめます。
地元の人が多いエリアですが近年観光客にも人気で、お土産屋さんも営業しています。さて、次は反対側の通りを歩いて見ましょう。オシャレなレストランがずらりと並ぶ通りは、ナッシュマルクトが一番賑わう土曜日の昼には満席となることも。最先端のクラブミュージックが流れるバーのような雰囲気のお店から、新鮮なシーフードを扱うレストランまで多種多様のお店が営業しています。テイクアウトできるケバブやホットドッグなどの軽食も販売されているので、軽く食事をしたい方にもおすすめ。

活気のあるナッシュマルクトの雰囲気を味わったあとには、隣接する蚤の市を訪れて見ませんか?毎週土曜日に開催されている蚤の市は、ウィーンの名物的存在。世界中のアンティーク好きから注目されるフリーマーケットです。ぎっしりと並べられた商品の中には、骨董品からガラクタのように見えるものまで置かれており、ちょっとしたお宝さがし気分を味わうことができます。ナッシュマルクトは、ウィーンの中心部にあるカールスプラッツ駅(Karlsplatz)から徒歩5分ほどの距離に位置します。カールスプラッツ駅は公園に隣接しており、バロック建築の傑作と言われるカールス教会(Karlskirche)も併せて訪れたいスポットです。美しい緑のドームを持つカールス教会は、女帝マリアテレジアの父のカール6世が建てさせたもの。教会の前の二本の柱は、ローマのトラヤヌス記念柱の影響を受けて作られたと言われています。教会前の大きな池は市民の憩いの場となっており、ウィーンの街の空気感を存分に体感できるスポットです。

ウィーン観光で少しローカルな場所を訪れてみたいという方は、ぜひナッシュマルクトを訪れて見て下さい。

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名前 ナッシュマルクト(Naschmarkt)
住所  Wienzeile, 1060 Wien, Austria
アクセス 地下鉄1・2・4番線カールスプラッツ(Karlsplatz)駅下車徒歩5分
営業時間 6~19時半(土曜~18時半)※営業時間は店舗により異なる
定休日 日曜日
公式サイト https://www.wien.info/ja/shopping-wining-dining/markets/naschmarkt
(蚤の市は土曜日のみ6時半~18時半まで開催)