世界遺産・オフリドの古代劇場を見下ろす、マケドニア料理レストラン「グラディエーター」
|マケドニアが誇る世界遺産、オフリド。スラブ世界におけるキリスト教文化として栄えた当時の栄華を物語る街並みと、美しい自然景観が織り成す風景は、世界中からますます多くの人々を惹きつけています。
マケドニアきっての観光地だけあって、オフリドはマケドニアの伝統料理を出すレストランが充実しています。なかでもおすすめなのが、オフリド旧市街にある古代劇場そばのレストラン「グラディエーター」。
周辺の道は入り組んでいて場所がややわかりにくいのですが、古代劇場から見上げればどこにあるか一目瞭然です。
「グラディエーター」とは「剣闘士」の意味。オフリドの古代劇場は、紀元前200年ごろに造られた円形劇場で、ローマ時代には剣闘士による激しい闘いが繰り広げられていました。
そんないにしえの遺産を見下ろしながら食事ができるのが、レストラン「グラディエーター」なのです。
とりわけ、3階のテラス席は、古代劇場やオフリドを代表する教会のひとつである聖クリメント教会、さらにはオフリド湖までをも見渡せる最高のロケーション。
湖に面した場所にもたくさんのレストランがありますが、ここは街の中心からやや離れているだけあって、圧倒的に静か。落ち着いた環境で、ゆっくりと食事を楽しみたい人にぴったりです。
さらには、街の中心にあるレストランよりも値段が手ごろという嬉しいおまけ付きですよ。
スタッフおすすめのマケドニアの伝統料理が、肉や野菜にチーズをのせ、オーブンで焼いたキャセロール。
こちらは「ヴィレッジ・スタイル・キャセロール」。牛肉や鶏肉、マッシュルーム、タマネギにチーズがかかった具だくさんのオーブン料理です。
一見量が少ないように見えますが、牛肉のミートボールや大ぶりの鶏肉がたっぷり入っていて、思いのほかボリュームたっぷりです。
マッシュルームが香る濃厚なソースは日本のシチューともグラタンとも違う、マケドニアならではの味わい。それでありながら、どこか素朴な懐かしさが感じられます。
トマトやキュウリといった季節の野菜にチーズをかけた「ショプスカ・サラダ」とあわせていただきましょう。具材がほとんど隠れてしまうほどたっぷりとチーズがかかっているなんて、日本人にとってはとても贅沢に感じられますね。
口に運ぶと、チーズがほろりと柔らかくなって、シンプルなサラダながらも濃厚な味わいが楽しめます。それも、食材の一つひとつが新鮮でおいしいからこそ。
ほかにも、マケドニア風ハンバーグや、ブドウの葉で肉と米を包んだ「サルマ」など、さまざまな郷土料理がいただけます。
日本ではほとんど知られていませんが、実はマケドニアは古い歴史をもつワインの産地。料理のお供に、日本ではほとんど味わえないマケドニアワインはいかがでしょうか。
もちろんビールやバルカン半島でポピュラーな「ラキア」といった、豊富なアルコール類やソフトドリンクも揃っています。
世界遺産の街・オフリドの最高のロケーションで、マケドニアのおいしい伝統料理が味わえる穴場レストラン「グラディエーター」。
ここからの景色を楽しみながら食事をすれば、きっとオフリドが、そしてマケドニアがもっと好きになるはずです。
お店 グラディエーター(Gladiator)
住所 Braka Miladinovi Br. 14, Ohrid
電話 +389 78 261 482
営業時間 12:00 – 23:00