【世界の美食】多民族国家・マレーシアに来たら食べてみたい代表的なインド料理「フィッシュヘッドカレー」

多民族国家マレーシアの4大料理といえば、マレー料理、中華料理、インド料理、そして、ニョニャ料理(19世紀後半までにマレーシアに移住した中華系移民男性が現地の女性と結婚し、生まれた子孫=プラナカンの家庭料理)。

ひとつの国の中でさまざまな料理が食べられ、長期滞在しても飽きにくいのがマレーシアの魅力です。その中から、今回はマレーシアで食べられるインド料理を紹介しましょう。

マレーシア・マレー島南部ジョホール州の州都であるジョホールバル(Johor Bahru)のレストラン「スパイス・ヴィラ(Spice Villa)」は、インド出身のオーナーが営むレストランです。

ジョホールバルで一番とも言われるインド料理レストランで、「ハラル・モデニスト・インディアン・キュイジーヌ」を謳っており、イスラム法上食べることが許されている食材や料理のみを提供しています。(豚肉は使っておらず、アルコールも提供していません。)

今回は、北インド料理を中心にさまざまなメニューを提供している同レストランのおすすめ料理をいろいろ食べてきました。

この中で一番珍しいものは、マレーシアに来たら食すべき代表的なインド料理「フィッシュヘッドカレー」でしょう。入っているのはいわゆる「アラ」なので、食べる身はほとんどありませんが、旨みはしっかり溶け込んでいます。

インド人の知人に「インドにもフィッシュヘッドカレーはあるのか?」と聞いたところ、「一部でフィッシュヘッドカレーを食べる地域もあるが、限られている」とのこと。潮汁(アラ汁)を食べる文化のある日本人からすると、なんだか親しみを感じるカレーかもしれません。

エビの炒め物、イカの炒め物、カリフラワーの炒め物。

バターマサラ。マトンとチキンを使ったメニューは充実しているようです。

これらのカレーは、インドの炊き込みご飯「ビリヤニ」や、白米といっしょにいただきます。

また、スパイス・ヴィラでは、プレーン、チーズ、ガーリックなどさまざまなナンも提供しているので、ナンにつけて食べるのもおすすめ。

日本にある多くのインド料理レストランのように”日本人向け”の味にはしていないので、辛いことは辛いのですが、辛みがスッキリとしており、ご飯やナンにつけるカレーの量を調整すれば、それほど辛いものが得意ではない筆者でもおいしくいただけました。

ラッシーやマンゴーラッシー、チャイ(スパイス入り紅茶)、各種フレッシュジュース、モクテル(ノンアルコールカクテル)などドリンクの種類も豊富です。(ただし、前述の通り、アルコールは提供していません。)

多民族国家マレーシアに来たら、伝統的なマレー料理もいいですが、「フィッシュヘッドカレー」をはじめとするインド料理もぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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名称 スパイス・ヴィラ Restaurant Spice Villa
所在地 Holiday Villa Hotel, Lot 3&4, 260, Jalan Dato’ Sulaiman, Taman Abad 80250 Johor Bahru, Johor Darul Takzim, Malaysia.
営業時間 11:00~23:00
Facebookページ https://www.facebook.com/spicevillajohor