京都花街にある築160年の京町屋でいただく絶品イタリアン / 京都市東山区の「スコルピオーネ 祇園」

「スコルピオーネ 祇園」は、京都花街にある築160年の京町屋を改築したレトロで風情ある店内でイタリアンを楽しめるレストラン。

暖簾がかかっていない時間に来たら、およそイタリアンのお店だとは気づかない店構えです。

スコルピオーネ祇園では、平日ランチは2,800円(税別)から、土日祝ランチは3,500円(税別)から、ディナーは5,800円(税別)からのコース料理のほか、アラカルトも提供しています。

いずれも旬の京野菜や、お肉・お魚がふんだんに使われており、季節感を感じられるメニュー構成が魅力。

今回は平日限定のランチAをいただいてきましたので、写真とともに紹介します。

和モダンな佇まいの待合スペース。

ガラス窓の向こうにはお庭を挟んで客席が見えます。こうしたつくりも古い町屋を改築した歴史ある建物ならでは。

今回ランチコースをいただいたのは2階の和室。

スコルピオーネ祇園には、個室が2つ(4名用が1つ、8名用が1つ)あるので、女子会や親族の集まりなどに利用するなら、個室を予約するのがおすすめです。

コースの最初に出てきたのは、白桃、生ハム、モッツァレラのズッパ(スープ)。

京都の蒸し暑い夏は、屋外から入店したばかりの体が熱を持っているので、ひんやり冷たいスープはとても嬉しいです。

果肉感たっぷりの桃のスープはとろとろとしており、塩気のある生ハムとミルキーなモッツアレラチーズがよいアクセントになっています。

アンティパストは、伊勢海老とブラッドオレンジのインサラータ(カルパッチョ)。

ぷりっとした伊勢海老の身に少し酸味のあるジュレ状ソースが絡んで、さっぱりとしたおいしさ。

焼きたての自家製パンは表面がぱりっと香ばしく、バターの風味が食欲をそそります。

京茄子のトマトソース。夏の京野菜として知られる京茄子は、皮が柔らかいので舌に触らず、また肉質もきゅっと詰まった感じで、とても美味しいです。

国産牛頬肉のラグー(赤ワイン煮込み)は、お皿の上でぷるぷると震えるほどのゼラチン質の層がねっとりとして、ほろほろ崩れるほど柔らかい赤身との食感のコントラストが最高。

このゼラチン質は牛の筋(コラーゲン)が煮込まれることで変質したもので、脂身とは違うため、重さ・しつこさはまったくありません。

下に敷かれたクリーミーなマッシュポテトとの相性もよく、かなりのボリュームにも関わらず、ぺろりと食べてしまったほど。

デザートは、クレーマカタラーナとパッションフルーツのソルベ。

クレーマカタラーナはクレームブリュレによく似た、しかしクレームブリュレよりも硬くどっしりした食感のデザートで、カスタードの上にパリパリとした食感のカラメルの層があります。

みっしり濃厚なクレーマカタラーナと、爽やかでみずみずしいソルベが口の中で混じり合って、飽きることがありません。

食後の飲み物は、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選ぶことができます。

京都の繁華街から少し離れた祇園の路地にひっそりたたずむスコルピオーネ 祇園は、しっとりした雰囲気の中、落ち着いておいしいイタリア料理を楽しむことができるレストランです。

イタリアンレストランというと、ピザなどを食べるカジュアルなお店を連想する人も多いと思いますが、こんな風情ある空間で繊細なイタリア料理を味わえるのは、祇園ならではかもしれません。

デートや女子会、大切な方と会話を楽しみたい記念日などに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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店名 スコルピオーネ 祇園
住所 京都府京都市東山区清本町381
電話 075-525-5054
最寄り駅  京阪「祇園四条駅」
営業時間 ランチ 11:30 – 14:00、ディナー 18:00 – 22:00
定休日 無休
公式サイト http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/365/



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : スコルピオーネ 祇園

住所 : 京都府京都市東山区清本町381