まるで泊まれる図書館!東京・芝パークホテルで本に囲まれるおこもりステイを

東京都港区芝公園にある「芝パークホテル」は、1948年、貿易庁の管理のもと、外国貿易使節団ホテルとして幕を開けた歴史あるホテルです。

芝公園の近く、江戸時代には増上寺の学寮があったところに建っており、最寄り駅は、都営地下鉄三田線「御成門」駅または浅草線・大江戸線「大門」駅。「浜松町」駅からも歩いて行けるので、羽田空港利用の際のにもアクセスしやすいでしょう。

70年以上の歴史を持つ芝パークホテルは、2021年12月にリニューアルを行い、「人・街・歴史をつなぐライブラリーホテル」として生まれ変わりました。

館内には銀座 蔦屋書店のディレクションによる約1500冊の書籍がそろい、さながら”泊まれる図書館”。中でも特に目を引くのは、1階から2階フロアへと上がる階段を囲うように設置された高さ約7メートルの大書棚です。

「過去」「現在」「未来」を表現したディスプレイ空間となっており、写真撮影もできます。外国映画のワンシーンに出てきそうな、映える写真が撮れるフォトスポットです。

2階のホワイエには、「人、街、歴史をつなぐ」をテーマに、「過去」「現在」「未来」の3つの書棚が設置され、それぞれにちなんだ書籍がセレクトされています。

書棚の本は、設置されているソファで読んでも、お部屋に持ち帰っても構いません。活字がいっぱいの本だけでなく、画集や写真集、マンガもあり、パラパラめくるだけでも楽しめます。

1階のライブラリーラウンジには、「普遍的でゆるぎない美」をテーマに、時代が変わり人が変ったとしても大事にしたいものを伝えられるような書籍がずらり。

ライブラリーラウンジの奥にあるレセプションには宿泊者向けのコーヒーや紅茶が用意されているので、好きな飲み物をもってきて、ゆっくり本の世界に浸るのも楽しいです。24時間利用できるので、好きなだけここで本を読んでも、お部屋に持っていって読んでも構いません。

6~11階の客室フロアのエレベーターホール脇、かつて自動販売機が設置されていたスペースは、「イングルヌック」と呼ばれる小さな書籍コーナーに生まれ変わっています。

イングルヌックの書籍テーマは階ごとに異なり、6階は工芸、7階は建築、8階は写真、9階はトラベル、10階はファッション、11階はアート。自分の泊まっている階以外ももちろん利用できるので、興味のあるテーマのイングルヌックをのぞきに行ってみましょう。

芝パークホテルの客室は、ツインルーム、ダブルルーム、トリプルルーム、デラックスツインルーム、デラックスダブルルーム、ジュニアスイートなど、さまざまなタイプがあります。

上写真はリニューアルしたデラックスダブルルームで、最大で4名(大人2名/6歳以下の子ども2名)まで宿泊可能なお部屋です。

ナチュラルな雰囲気のトリプルルームは、片側に二段ベッドが置かれた、小上がりのあるお部屋。最大で6名(大人3名/6歳以下の子ども3名)まで泊まれ、家族旅行やグループ旅行に向きます。

2つの客室をつなげて作られたジュニアスイートは、ベッドルームとリビングからなる客室です。

ベッドルームにはシングルベッドが2台あるほかエキストラベッド1台が設置可能なので、最大で6名(大人3名/6歳以下の子ども3名)まで泊まれます。ライブラリーラウンジやホワイエから持って来た本を広げて横になりたくなるベッドです。

リビングが独立しているので、ほかの客室に比べるとゆったりとした雰囲気です。室内にも何冊かの書籍がディスプレイされており、紅茶やコーヒーをいただきながら読書が楽しめました。

このジュニアスイートまたはデラックスダブルの客室では、ルームサービスでアフタヌーンティーを楽しむ宿泊プラン(1日3室限定)も利用できます。

芝パークホテルは、静かなロケーションで、読み尽くせないほどたくさんの本に囲まれるおこもりステイを楽しめる、本好き・画集好き・写真集好きな人におすすめのホテルです。

旅行したいけれど人混みは避けたい人、アクティブに動き回る観光よりもホテルでゆっくり過ごしたい人は、次の旅先に”泊まれる図書館”を選んでみてはいかがでしょうか。

名称 芝パークホテル
住所 東京都港区芝公園1-5-10
電話 03-3433-4141(代表)
アクセス 都営地下鉄三田線「御成門」駅より徒歩2分、浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩4分、JR・東京モノレール「浜松町」駅より徒歩8分
公式サイト https://www.shibaparkhotel.com/

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