JR名古屋駅に「喫茶 ボン・ヴォヤージュ」が復活。名物スイーツ「シャチボン」も!

かつて名古屋駅で多くの人に愛された名物喫茶「喫茶 ボン・ヴォヤージュ」が、2025年11月4日(火)、約20年の時を経て、JR名古屋駅中央コンコースに復活オープンしました。
コンセプトは、昔をなぞるだけの「レトロ」ではなく、懐かしさに新しさをプラスした“ニューノスタルジー名古屋喫茶”。たくさんのファンから熱い要望があったという名物スイーツ「シャチボン」もバージョンアップして復活しました。

営業時間は7:00~21:30(L.O. 21:00)で、7:00~11:00はモーニング、11:00~14:00はランチ、14:00~17:00はケーキセット・スイーツ、17:00~21:30は夜パフェ・コーヒーカクテルと、メニューは時間帯ごとに変わります。実食取材をしてきたので、感想を交えて詳しく紹介します。
名古屋式モーニング

モーニングに欠かせないのはコーヒー。ボン・ヴォヤージュで出しているのは、1948年の創業以来、名古屋で愛され続けてきた老舗「ボンタイン珈琲」のストロングブレンドです。一杯ずつ丁寧にドリッパーで抽出するため、豆本来の豊かな香りと深いコクを味わえます。

ドリンクは、コーヒー各種のほか、紅茶、ココア、ミルク、ジュースなど、豊富なラインアップ。名古屋の喫茶店らしく、モーニングの時間帯(7:00~11:00)は、ドリンク代のみで「ゆで卵」と「トースト(ハーフ)(小倉/バター/ジャム)」がついてきます。

しっかり食べたい朝には、「モーニングプレート」がおすすめです。ドリンク代に +500円で、小倉トーストやクロワッサン、サラダ、ゆで卵、ヨーグルトを盛り合わせたプレートがついてきます。
名古屋を感じるご当地ランチプレート

ランチタイム(11:00~14:00)のおすすめは、エビフライドッグや味噌カツサンドなど、名古屋の味覚を存分に楽しめるご当地サンドに、ポテトフライとサラダ、ドリンクがセットになったお得なランチプレートです。旅や出張の合間に名古屋らしいものを食べたいときにぴったりです。

エビフライドッグ(上写真は単品)は、プリッと弾力のある大ぶりの海老フライを豪快にサンドしたホットドッグ。ソースの香りが食欲を刺激し、たっぷりのクリーミーなタルタルソースが旨みを引き立てます。熱々を豪快にかぶりつきたくなる一品です。

味噌カツサンド(上写真は単品)は、サクッと香ばしく揚がったジューシーな豚カツに、コク深い特製味噌だれをまとわせ、千切りキャベツとともに食パンに挟んだもの。ボリュームたっぷりで、名古屋らしい濃厚な味わいです。

小倉ホットサンド(上写真はランチプレート)は、名古屋喫茶の定番“小倉トースト”を、ボン・ヴォヤージュ流に贅沢アレンジしたもので、濃厚な小倉あんに、もちもちの白玉とホクホク食感の栗が入っています。小倉あんの甘さが、ストロングブレンドのコーヒーによく合います。

このほか、照り焼きチキンホットサンド、ハムチーズホットサンド、ミックスサンドもランチプレートで注文できます。
(サンド単品であれば11:00~17:00に注文可能です。ポテトフライとサラダ、ドリンクがセットになったお得なランチプレートは11:00~14:00のみ注文できます)
自家製ケーキや「シャチボン」を楽しめるカフェタイム

11:00~17:00には、自社工房「ぴよりんアトリエ」で丁寧に仕上げた自家製ケーキ(レアチーズケーキ、チョコレートケーキ、季節のショートケーキなど)や、「シャチボン」をいただけます。

14:00~17:00には、ケーキに+300円でお好みのドリンクをつけられるお得なケーキセットも。

ぜひ食べてほしいのは、「ボン・ヴォヤージュ」の代名詞ともいえる名物スイーツ「シャチボン」。2000年に登場以来、名古屋駅で長年愛されてきた「シャチボン」。2011年の休養を経て、2022年6月に復活、惜しまれつつ2024年4月に一時販売休止となりましたが、今回「ボン・ヴォヤージュ」の復活とともに店頭への再登場が決定しました。

今回の復活にあたり、自社工房「ぴよりんアトリエ」にて素材選びから製法まで徹底的に見直し、従来の味わいを大切にしながらも、品質と美味しさを格段に向上させたとのこと。しっかりとした食感のシューの中に、たっぷりのカスタードクリームと生クリームが詰まっています。尾の部分のかりっとした歯触りも楽しいです。
新生シャチボンは、テイクアウトはできず、イートインのみ。ここでしか食べられない、名古屋駅の新たなシンボルスイーツになりそうです。

そのシャチボンを贅沢に使ったメニューが「シャチボンアラモード」。たっぷりのフルーツ、濃厚ブラウニー、バニラアイスの上にシャチボンを載せた、見た目も味わいも特別な一品です。船のような形のガラスの器も“ニューノスタルジー”を感じます。


そのほか、カラフルなクリームソーダや、コーヒーゼリー、ソフトクリーム、プリンアラモードなど、喫茶店ならではの懐かしくも愛され続ける定番スイーツもそろっています。
コーヒーカクテルや夜パフェを楽しめる夜喫茶

17時からの夜喫茶メニューには、季節のフルーツパフェ、抹茶パフェ、チョコレートパフェなどが登場。先ほどのシャチボンアラモードは夜の時間帯にも注文できます。

アイリッシュコーヒーや、コーヒーハイボール、コーヒーモヒートといったコーヒーカクテルで、一日の終わりに贅沢な時間を過ごしてみるのも良さそうです。

座席数は、テーブル席とカウンター席をあわせて40席(全席禁煙)。中央コンコースにありながらも、店内は落ち着いた雰囲気です。店名の「ボン・ヴォヤージュ」は、フランス語で“よい旅を”という意味。駅という日常と旅の交差点で、懐かしくて新しい喫茶体験をしてみませんか。
名称 喫茶 ボン・ヴォヤージュ
所在地 名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 名古屋中央通り
営業時間 7:00~21:30(L.O. 21:00)
定休日 無休
席数 40席
店舗URL https://www.jrt-food-service.co.jp/store/908/
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア