日本古代の神々が授けてくれた秘境!?宮崎県の高千穂峡で癒しの旅を体験してみた。

日本は、様々な先端技術が生活に組み込まれた、世界でも有数の「ハイテク」な都市を持つ一方で、古代から引き継がれた伝統・文化や美しい自然を保ち、良い意味で不思議な共存を実現している国と言われることがあります。

この日本の古き良い伝承として、日本書紀や古事記など、1300年近くも前に完成されたとされる日本神話があります。この中の1つに、様々な神々を従えて、邇邇芸命(ににぎのみこと)が、「筑紫の日向の高千穂」という場所に天下ったとのお話があります。

この「高千穂」を巡っては、宮崎県北西部の高千穂町か、南部の鹿児島県境にある高千穂峰を指すのかで、今も学者間で論争が続いているようです。とはいえどちらも、日本の古代伝説にまつわるとされる場所があり、今も神秘的なオーラを放ち続ける土地です。

そこで今回は、この大自然に囲まれた神秘的なヒーリングスポットの1つ、高千穂峡およびその周辺をまわってみましょう。

この高千穂峡の起源は、約27~9万年前に続いた、阿蘇火山群によるカルデラ形成期に遡るとされています。当時幾度となく起こったと言われる大規模な噴火により、広範囲に大量な火砕流が流れ出ました。

この火砕流が、熊本県や宮崎県を流れる五ヶ瀬川にもやってきました。そしてこの川の上流部に流れ込み、高千穂峡のあたりが出来上がったとのことです。

その後、様々な自然の動きにより多少形を変えつつ、今では最高約100メートル、平均約80メートルの高さの断崖が、7キロメートル近く続く、壮大な景観をもつ渓谷となっています。

この渓谷とその周辺には、ほぼ自然のままの原生林が残っています。このため、渓谷の上部や近くの遊歩道には、美しい木々が連なっています。また渓谷を流れる川は、何とも言えない神秘的な美しい青緑色をしています。さらに、渓谷のところどころに滝が流れ落ちています。

このため、渓谷を歩いていると、自然と身体全体で、木々や水からのとても澄んだ自然の空気を受け止めることができます。

ちなみに渓谷にある滝の中でも、17メートルの落差のある「真名井の滝」は、日本の滝100選に選ばれ続ける、美しい滝です。渓谷沿いの遊歩道のところどころから、角度を変えてこの滝と渓谷を眺めてみることができます。

または、遊覧ボートに乗り、かすかな水しぶきを受けながら、渓谷の川や滝をより間近で見上げてみるのも、素敵な体験となるでしょう。但し、この遊覧ボートはとても人気があり、ハイシーズンは大変混雑をしています。できるだけ早い時間帯に出向く方がよいようです。

なお7月中旬から夏の間の夜、真名井の滝近辺がライトアップされるとのこと。昼間とは違って、光を受けた厳かな滝を楽しんでみてもよいかもしれません。

また高千穂の渓谷を存分に目で楽しみ、心身ともに癒された後に、渓谷から近い標高500メートルほどの国見ケ丘に登ると、高千穂の大自然の風景を一覧することもできます。この丘から暮れゆく夕陽を堪能するのもお薦めです。

この夏、日本の良き古き伝説の地で、神秘的な癒しのオーラを受けに、高千穂峡に出かけてみてはいかがでしょうか?

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