ウユニだけじゃない!インドにもある超穴場スポット、塩の砂漠へのご案内

バックパッカーの聖地のひとつとも言われているのが南米ボリビアにある天空の湖、「ウユニ塩湖」。しかしボリビアまで行くのはちょっと遠いな、とか、他人とは違ったちょっとマニアックな場所に行きたいな、なんて人もいますよね。

そんな方々にオススメなのがインドのグジャラート州カッチ地方にある塩の砂漠、「グレート・ラン・オブ・カッチ」です!

ウユニ塩湖のまるで鏡のような地面はないのですが、まぶしい日差しの中、塩の結晶による真っ白な平野がどこまでも広がり、遠くに蜃気楼が見える非常に幻想的な世界です。

一般的な行き方は、国際空港のあるデリーやムンバイからグジャラート州の州都、アーメダバードまで飛行機か列車で、さらにそこから7〜8時間かけて列車かバスでカッチ地方の中心都市であるブジという街に行きます。

日本のガイドブックにもつい最近まで載っていなかったため旅行者の数も他の観光地にくらべると少ない穴場スポット。(その分旅行者用の設備もさほど整っておりませんが…)

ブジの街から塩砂漠のあるドルド村までもさらに車で2時間ほどかかります。タクシーかオートリキシャ(三輪タクシー)、もしくはバイクをレンタルして行く事も可能です。

夏期は塩が溶けて湿原になってしまうため、ベストシーズンは11月〜3月の朝。塩の砂漠まではどこまでもまっすぐに続く、広大な乾いた草原に延びる一本道をひた走るのみ。

はるか遠くにラクダやバッファロー、時おりキツネも見かけます。とにかく雄大な大地。自然。素晴らしすぎます。

道中でこんな看板も見かけます。北回帰線が通っている場所なのだとか。

塩の砂漠の向こう側はパキスタンとの国境。その分警備も厳しく、途中にある警察の出張所で入域許可を取得します。

ちなみにカッチ地方はインドらしい工芸品や雑貨の生産地としても有名。湖までの道中、工芸品を作る村やお店が点在しているのでそういった場所に立ち寄ってもいいかもしれません。

乾いた塩の大地では時おり珍しい野鳥もみかけます。

こちらが塩の結晶。なめてみるとやはりしょっぱい。

どこまでも続く白い大地。地元の人は湖でなく「ホワイト・デザート(白い砂漠)」と呼びます。

塩の砂漠の周囲は最近リゾート開発が進められており、高級な宿泊施設などの工事が急ピッチで行われています。

今はまだ観光客も少なくまっさらな美しい風景が見られますが、そのうちそんな景色も見られなくなるかも。行くなら今がチャンスです!

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