関東風桜もち発祥の老舗、浅草・向島の「長命寺 桜もち」で、一足早く春を感じよう!

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卒業式、入社式、転勤、異動…別れあり、新しい出会いあり、1年の中で最も生活環境が変わる季節となる春まであと少し。

まだまだ、寒い日もありますが、少しずつ暖かい日が増えて春の気配を感じられるようになってきました。

春が待ち遠しい、そんな気分になるのは、あと少しで私たち日本人がもっとも「春らしさ」を感じられる「桜」の開花に関する情報が出始めるからではないでしょうか?

日本気象協会発表の桜開花予想では、2016年3月下旬あたりに首都圏で桜の開花が予想されています。とても待ち遠しいですが、桜の開花の前に、「春らしさ」を楽しめるものがあります。

それが今回ご紹介する、関東風桜もちの元祖「長命寺 桜もち」です。

・創業300年!関東風桜もち発祥の浅草・向島にある「長命寺 桜もち」
桜もちは、江戸時代に生まれた和菓子で、一般的に餅を塩漬けした桜の葉っぱで包んだものですが、その形には、関東風と関西風があります。
関東風の桜もちは、小麦粉であんこをクレープ状に包んで、さらに2〜3枚の塩漬けした桜の葉で包みます。この関東風の桜もち発祥と言われているのが浅草・向島にある「長命寺 桜もち」です。

「長命寺 桜もち」は、浅草と東京スカイツリーの真ん中に流れる隅田川の土手すぐ横にあります。隅田川といえば、江戸時代から続く桜の名所で、この桜の葉を用いて作ったのが「長命寺 桜もち」の始まりと言われています。

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店内では、お店の名前の通り、創業時から現在まで「桜もち」一品のみを提供し続けています。

主にお土産用のお店ですが、簡単なお茶屋のような席もあるので、店内で桜もちを味わうことができます。桜が咲く混雑時期には、お土産だけになりますので注意してください。

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・桜の葉の香りに春を満喫!葉っぱの塩味とあんこの甘味が美味しい!
今の時期であれば、混雑時期ではないので、店内でゆっくりと「桜もち」を味わうことができます。

注文すると、片木(へぎ)と呼ばれる器に入った「桜もち」が運ばれてきて、桜の葉っぱの香りがふんわりと漂い、一足早く春の季節を存分に感じることができます。

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「長命寺 桜もち」の「桜もち」は、通常の桜もちよりも桜の葉っぱに塩が効いています。そのため葉っぱをむいて食べるのがよいとされています。

上品な甘さのあんこは非常になめらかで、ほんのりと残る桜の葉っぱの塩分とあんこの甘みが絶妙なバランスです。もちろん桜の香りも濃厚に感じる事ができます。

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首都圏での桜の開花を待ちながら、隅田川の土手を散歩しながら、桜もちを片手に春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

きっとそこには、江戸時代から続く300年もの間、多くの人々に愛されてきた、江戸の粋があるに違いありません。

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店名 長命寺 桜もち
住所 東京都墨田区向島5-1-14
営業時間 火曜日〜日曜日 8:30〜8:00 *店内での召上がりは17:00まで
定休日 月曜日
ホームページ http://www.sakura-mochi.com/



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 長命寺 桜もち

住所 : 東京都墨田区向島5-1-14