中世と現代が融合したスイスの玄関口、チューリヒを歩こう

スイス最大の都市・チューリヒは、都市と自然が融合した魅力あふれる街。

スイスや近隣諸国を旅するときに玄関口としてチューリヒ空港を利用する人も多いことでしょう。

チューリヒの歴史は大変古く、紀元前のローマ時代、街を流れるリマト川を通行する船から税金を徴収するための砦が置かれました。

「税関」という意味の「トゥールクム」が街の名前の由来となっています。

玄関口としてだけでなく観光にもおすすめなチューリヒの街を歩いてみましょう。

チューリヒを歩くときに起点となるのがチューリヒ中央駅。

歴史を感じさせる重厚なたたずまいの駅舎が印象的です。

駅前からチューリヒ湖までを結ぶ賑やかな通りがバーンホフ通り。

「バーンホフ」はドイツ語で「駅」の意味なので、まさに「駅前通り」ですね。

この通りにはデパートやファッション、チョコレートといったさまざまなショップが立ち並びいつも活気に溢れています。

近代的雰囲気でありながら古い建物が並んでいて、日本でいうならちょっと丸の内に近い雰囲気でしょうか。

バーンホフ通りに並行するようにして街の中心を流れるのがリマト川。

街中を流れる川にしてはずいぶんと青く透き通っていて、その美しさに驚かされます。

バーンホフ通りからリマト川の方面に歩いていくとぶつかるのがリンデンホフの丘。

川沿いの秘密の小道のような細い通りの先は入り組んだ路地になっていて、アーティスティックなショップが並ぶ散策が楽しい地区です。

坂道をのぼるとたどり着くリンデンホフの丘は、リマト川周辺の街並みを一望できる観光客に人気のビュースポットであり、地元の人々の散歩コースにもなっています。

スイス最大の都市でありながら街のど真ん中を川が流れ緑に囲まれたチューリヒ。

歴史を感じさせる建物の数々と、そこから頭を覗かせる教会の塔…まるで中世と現代が融合したかのような風景に心奪われます。

リンデンホフの丘を下る途中で聖ペーター教会の塔が目に入ります。

この塔の時計の文字盤は直径8.7メートルもあるヨーロッパ最大のもので、チューリヒのランドマークのひとつです。

この周辺は入り組んだ坂道の路地となっていて、好奇心のままに探検してみたくなるエリア。

中世の雰囲気が残っていて、どこを歩いても絵になる風景に魅了されることでしょう。

聖ペーター教会からほど近いところにあるのが聖母教会。

ブルーの尖塔が印象的な教会で、シャガールが描いた色鮮やかなステンドグラスは必見です。

教会前広場にはおしゃれな噴水。

チューリッヒにはなんと、約1100もの噴水があり、すべて水を飲むことができるのだとか。

聖母教会からさらに奥に進んでいくとチューリヒ湖はすぐそこです。

遊覧船が発着し、人々の憩いの場となっているチューリヒ湖の湖岸からは、天気がよければ雪をかぶった3000メートル級のグラルスアルプスを望むことができます。

湖には数多くの白鳥が泳ぎ、ゆったりとした時間が流れています。

リマト川の対岸、聖母教会の向かいに立つのが大聖堂。

2つの塔をもつ姿がユニークなスイス最大のロマネスク様式教会で、塔の上からの眺めは絶景です。

大聖堂から中央駅に向かって歩いていくとぶつかるニーダードルフ通りはレストランやバーなどが集中する下町的な賑わいのあるエリア。

古い建物を残しながらもおしゃれににアレンジ された街並みが素敵です。

チューリヒの街で印象的なのがその緑の多さ。

湖岸や川沿いはもちろんのこと、街のあらゆるところに公園や広場があり、人々が思い思いにくつろいでいます。

スイスの人々が生活の質をとても大切にしていることがうかがえ、「本当の豊かさってこういうことなんだな」と感じられます。

そんな街を歩くと、なんだかゆったりとした気持ちになって心が満たされていくような感覚になることでしょう。

チューリヒ美術館やスイス国立博物館をはじめ、文化施設も充実しているので、心に栄養を補給するひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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