ラシュタット城の一角で、軍事史とドイツ国内の抗争の歴史に触れる

堂々とした佇まいが美しいラシュタット城。城内の美しい部屋の数々はガイドツアーで見学ができますが、この城の一角には軍事史博物館と連邦資料館が設置されています。

まずは連邦資料館へ足を運んでみましょう。

この資料館は、1969年から1974年にわたり第3代連邦大統領を務めたグスタフ・ハイネマンの考案により設立されたもの。ドイツ国民がどの様に戦い厳しい時代を乗り越えてきたのかを多くの人に強く印象づけたい、というハイネマンの強い希望から、資料館の設立に至ったのです。

1974年にオープンしてからは、ドイツ国内で起こった様々な闘争の歴史を訪れる多くの人に伝えています。

様々な文書をはじめ、写真や音声、映像もふんだんに使われているなど、展示には工夫が凝らされています。世界史の授業でドイツ史に触れたことのある方にとっては、かなり興味深い内容になるでしょう。特に音声や映像からは、紙の資料からはなかなか伝わってこないような緊迫かつ生き生きとした当時の様子を感じ取ることができます。

常設展の内容は、三月革命をはじめとする19世紀にドイツ各地で起こった抗争と、1949年から1989年にかけて旧東ドイツ内で起こった抗争について。歴史的背景や勢力図なども分かりやすく展示されています。

資料館でドイツ抗争の歴史に触れたら、次は軍事史博物館へ行ってみます。

1956年からラシュタット城の中にあるこの博物館では、中世後期から1918年にかけての、特に南西ドイツを中心とした軍事史に触れることができます。軍事といえど戦争ばかりではなく、社会や技術史との関係も強調されているのが、この軍事史博物館の特徴です。

鋭い剣や軍服、鉄砲など展示品は多岐にわたりますが、剣ひとつとっても様々な形のものがあり興味深いです。

筆者が特に興味を引かれたのは、軍服の帽子についている飾りの数々。ファーのようでどことなく可愛くもありますが、かつてはこれらが役職や階級を示していたのかもしれません。

中世のコーナーには甲冑をはじめとする防具や、人の背以上あろうかという程の長い剣も展示されています。中世の騎士はこれらを自由自在に操っていたのでしょうが、そのためには相当な修行も必要だったのでしょう。

ドイツを少し違った角度から見る事のできる資料館と博物館。ラシュタット城のツアーと合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

連邦資料館
【開館時間】9:30~17:00(日~木)、9:30~14:00(金)
【休館日】土曜日
【住所】Herrenstrasse 18 / Schloss, 76437 Rastatt
【電話】07222/77139-0

軍事史博物館
【開館時間】10:00~16:30(11月~3月)、10:00~17:30(4月~10月)
【休館日】月曜日
【住所】Herrenstraße 18, 76437 Rastatt
【電話】07222/ 34244

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