150年以上の前から受け継がれる伝統の味わいを感じよう。浅草・梅園本店の「元祖あわぜんざい」
|日本だけでなく世界的に有名な観光スポットである浅草。そんな浅草は、亀十のどら焼きや満願堂のサツマイモのきんつば、舟和の芋ようかんなど、様々な絶品スイーツがあるスイーツ天国としても有名な場所。
今回はそんなスイーツ天国浅草において、長年にわたってそのスイーツ天国の牽引役として、今も大人気のお店をご紹介したい。お店の名前は「梅園(うめぞの)」。
・安政元年(1854)創業の老舗甘味処
こちらのお店、今から150年以上前、安政元年(1854)創業の老舗中の老舗の甘味処。安政元年と言えば、ペリーが浦賀に来航し、そのあまりの驚き故、「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たつた四杯で夜も眠れず」といった狂歌も残っているほどの時代だ。そんな日本が激動の時代を迎え、開国から明治維新へと社会の歯車が動き始めた年、こちらのお店は創業している。
・創業以来変わらぬ味わい
そんな創業より変わらないこちらのお店の代名詞といえば、「元祖あわぜんざい」だ。江戸の昔は粋人が茶屋遊び帰りの朝の一服に、こちらの「あわぜんざい」を楽しんでいたそうだ。現代に至っては浅草の観光を楽しんだ後、日本人のみならず世界中の人にこちらの甘味が楽しまれている。もしその事実をペリーが知ったら、どんな驚きの表情になるか想像はできない。
・餅きびとこしあんの絶妙な味わい
餅きびを使って練り上げたお餅状のものに、じっくり丁寧に炊きあげられたこしあんを合わせる。150年の日本の激動の時代とともに現代にまで受け継がれてきた味わいは、餅きびの持つ素朴な甘さや渋み、そしてこしあんの滑らかな甘さは、まさに筆舌に尽くし難いといえるほど絶妙。
もし浅草を訪れる機会があれば、1度はこちらのあわぜんさいを試してみてもらいたい。江戸時代から激動の時代を経て現代にまで受け継がれたこの味は、他では味わえない逸品にちがいない。
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お店 梅園 浅草本店 (うめぞの)
住所 東京都台東区浅草1-31-12
営業時間 10:00~20:00
定休日 水曜日・月2回不定休
お店のHP http://www.asakusa-umezono.co.jp/