あの武田信玄も癒された源泉!?静岡県最強の「美人の湯」・梅ヶ島コンヤ温泉へ行こう!
|暑い日がつづく夏。そんな暑い夏だからこそ、楽しみたいものの1つが温泉です。
確かに温泉は寒い冬に温まるもの、というイメージがありますが、むしろ夏の方が向いているという事が多いと言います。
夏は少量の衣類のため脱衣や着衣が簡単であったり、露天風呂もしっかりと楽しむ事が出来ます。また暑いときに暖かい温泉につかるため、湯冷めしにくく、汗をかく事でより爽快感を感じる事が出来るようです。
そんな暑い夏に、とっておきの温泉をご紹介します。
今回ご紹介するのは、あの武田信玄も癒されたかもしれない、静岡県最強の「美人の湯」・梅ヶ島コンヤ温泉です。
梅ヶ島村は、仁徳天皇の代に初めて金を朝廷に献上しており、延喜2年(902年)にも産出しているという記録があるほど、古くから非常に有名な金の原産地でした。
戦国時代になり、今川、武田、徳川の三代に渡って掘られ繁栄を極めていた場所、それが梅ヶ島金山でした。当時、金山や銀山を直轄として持つ、ということは、財政上非常に重要な戦略の一つで領土だけではなく、金山や銀山を巡って戦(いくさ)が繰り広げられることもあった。
今川氏が滅亡後は、武田氏と徳川氏が対立を続け、一時期武田側が陣をおいた梅ヶ島金山周辺では、川をのぼって攻めてくる徳川軍を迎え撃ち、傷ついた兵士達が梅ヶ島コンヤ温泉で傷を癒した、という逸話が残っています。
そんな歴史と由緒ある梅ヶ島コンヤ温泉の魅力についてご紹介します。
・梅ヶ島コンヤ温泉は、女性にうれしい最強な「美人の湯」
温泉の泉質で、女性に大人気な「美人の湯」は、主に炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、アルカリ性単純温泉のいずれかを含んでいる泉質の時に名乗っています。
静岡市の梅ヶ島コンヤ温泉は、アルカリ性単純硫黄泉で、美人の湯の要素のうち2つの泉質があります。
硫黄泉は、メラニンの排出を助けるはたらきがあり、血流を促し、老廃物のデトックス効果が期待でき、アルカリ性単純温泉は、古い角質を落とし、新陳代謝を促進するため、くすみをとったり肌をつるつるにしてくれます。
特に、梅ヶ島コンヤ温泉の特筆すべき要素は、pH10.5もある強アルカリ性の泉質であるということ。pHが10以上の温泉は強アルカリ性泉と呼ばれ、石けんのようなクレンジング効果があります。また、アルカリ性が強いと、身体に対する刺激がやさしく、お湯がやわらかくて入り心地のよい温泉となります。入浴後は肌がすべすべになり、湯冷めがしにくいといわれ、多くの人に愛されています。
ちなみに、日本で一番高いpHの温泉は信州白馬八方温泉のpH11.3ですので、梅ヶ島コンヤ温泉がいかに強アルカリ性の泉質なのかが分かると思います。
・最強の美人の湯に浸かり、夜は、囲炉裏を囲んで美味しい食事と地酒を楽しもう!
そんな美人の湯を堪能することができる梅ヶ島コンヤ温泉を心ゆくまで楽しむため、今年で創業40周年の「大野木荘」さんを訪れてみました。
少し昭和レトロな雰囲気に懐かしさが残る外観ですが、館内はリニューアルされ畳と木のぬくもりがたっぷりの、とても温かみのある空間が広がっています。
おすすめの露天風呂は、湯加減が非常によいため長湯することができ、少し火照った身体に心地よい風を肌に感じることができます。日帰り温泉もありますので、良質な強アルカリ性の泉質を気軽に楽しむことができます。
夜は、囲炉裏の真ん中で味噌仕立ての猪汁や、山女魚の炭火焼きに静岡の地酒を堪能することができるプランなどもあります。
また、近くにはテニスコートもあり合宿には最適なお宿となっています。
金山としてかつて繁栄を極め、戦国の世から江戸まで栄えた歴史ある温泉地では、どんなに時間が経ったとしても、変わらぬ癒しの湯を提供してくれる、そんな大自然の恵みを感じることができる温泉に出会う事ができるにちがいありません。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お宿 大野木荘
場所 静岡県静岡市葵区梅ヶ島4269-10
ホームページ http://o-nogi.jp/
Via : コンヤ温泉郷 – オクシズ100選 – 静岡市中山間地域 奥静岡
梅ヶ島コンヤ温泉への行き方:
・JR静岡駅からしずてつジャストライン「安倍線」で「大野木バス停」まで1時間30分
・新東名「新静岡IC」から車で40分