【地元民に愛される絶品グルメ】高知市で行列ができる明神丸の「カツオの塩たたき」が美味すぎる件
|高知と言えば、浜口雄幸や吉田茂などの総理大臣や三菱財閥の礎を築いた岩崎弥太郎などを初め、多くの偉人を輩出している名士の多い場所。そんな有名人がおおい高知において忘れてならない郷土料理の1つがあります。それが「鰹(カツオ)」。
実はカツオの美味しい旬の季節は春と秋の年二回あり、春は黒潮にのって太平洋側を北上する時に獲れたものを「初鰹(ハツガツオ)」といい、秋は水温が低下して南下してきた時に獲れたものを「戻り鰹(モドリカツオ)」と呼びます。
特に戻り鰹は、初鰹に比べて体が一段と大きく、脂がのってとても美味しいと言われます。
そんなカツオのウマミを存分に楽しむことができるのが「カツオのたたき」で、高知県を代表する郷土料理となっています。高知県の「戻り鰹」の旬は、9月から始り10月、11月と、まさにこれからがベストシーズンとなります。
今回ご紹介するのは、そんな旬なカツオを楽しむためのお店、高知市内で行列ができるほど名店として知られる、明神丸の「カツオの塩たたき」です。
・ひろめ市場で行列が絶えないお店
高知市のど真ん中には、観光客だけでなく地元の人たちも食材を求めて集う「ひろめ市場」という市場があります。そんな高知のど真ん中にある広め市場に、行列が絶えないお店「藁焼き鰹たたき 明神丸」はあります。春夏の大型連休では、2時間以上の行列ができるほどに人気で、今年の秋のシルバーウィークの際にも行列は必至と思われます。
・藁焼きされていないタタキはタタキではない。
高知の人に言わせると、「藁焼きされていないカツオのタタキはタタキではない」、といわれるほど、藁で焼くということによって、カツオは全く別な味へと進化します。それは日本の四季も関係しています。戻り鰹が捕れる時期はちょうどお米が収穫される時期と同時期となっていました。秋の収穫によってもたらされた藁をつかうと、強力な強火で戻り鰹を炙る事ができるため、外はパリっと、中はふっくらと、ガスなどでは再現できない絶妙な焼き加減に仕上がるそうです。また藁を燃やした風味が魚の匂いをいい具合に仕上げてくれるそうです。
・鮮度抜群のカツオを味わうことができる「カツオの塩たたき」
さらに旬の「戻り鰹」のタタキを、土佐流に楽しむのなら「カツオの塩たたき」がおすすめです。あまりなじみがない塩たたきというメニューですが、ここ「明神丸」で人気ナンバーワンのメニューとなっています。カツオの塩たたきは、カツオそのものの鮮度の差がはっきりと出るため、新鮮なカツオを食べることができる本番・高知県ならではのオススメの食べ方となっています。
塩によってカツオ本来の旨味がさらに際立ち、今まで味わった事がない旨さに出会うことができます。塩でカツオのウマミをたっぷりと味わったあとは、高知特産のゆずをつかったゆず酢につけてさっぱりとした味わいを楽しむこともできます。
また、欲張りな方にオススメなのがカツオの塩たたきを使った寿司。最高の鰹のタタキのウマミを、さっぱりとした酢飯で合わせると、より濃厚なウマミを味わう事が出来ます。
これから旬の「戻りカツオ」を使った「カツオの塩たたき」を食べに、高知県を訪れてみてはいかがでしょうか?
きっとそこには、土佐で愛され磨かれてきた、その場所でしか食べられない味わいがあるに違いありません。
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お店 明神丸 ひろめ市場店
場所 高知県高知市帯屋町2丁目3−1
営業時間 8:00〜23:00(平日・土・祝日) / 7:00〜23:00(日曜)
ホームページ http://www.hirome.co.jp/