これぞ札幌ジンギスカンの聖地!本当のジンギスカンを味わえるお店、札幌・すすきの「だるま」
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日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品グルメが必ず1つや2つ存在する。
地元の方々に愛され、その土地土地の風土に合わせて育ったグルメは、まさにその場所でしか味わう事ができない、まさに宝物のような味わいだ。
そんな全国各地にあるキラボシのごとく輝くお店のなか、今回ご紹介するのは北海道・札幌市で60年もの長きに渡って愛されてきたジンギスカンを味わえる名店「だるま」だ。
・60年もの長きに渡って貫かれるジンギスカンにおける「だるま流」
1954年創業の「だるま」は札幌のススキノに4店舗のみ。日本国内に「だるま」と名前のつくジンギスカン屋は様々あれど、どれも本物ではない。もし本物のジンギスカンを味わいたい、そう思うのであれば北海道のススキノに行くしか無いのだ。そしてこちらのお店の特徴でもあるのだが、こちらのお店で働いている方はすべて女性のみ。昔からススキノでは「だるまのおばちゃん」として、お客から親しまれていたそうだ。しかし素敵な女性ばかりなので注文する時は「お姉さん」と声をかけることをオススメしたい。
・お客が座るとすぐにジンギスカンがセットされる
こちらのお店、お客が席に座ると、オーダーをしなくても目の前に赤々と燃える七輪の上に、独特のジンギスカン専用の鉄鍋が置かれ、大量のネギと玉ねぎ、そして中央に羊の脂が置かれる。この羊の脂は動かしてはいけない。鍋肌をつたって美味しい脂が野菜にしみ込み、肉を焼いている間に、極上のネギ&タマネギを味わえるその時まで、じっくりと待つ、この脂をちょこんと中央に置く行為そのものが、極上のジンギスカンタイムのスタートの合図なのだ。
・極上のジンギスカンは生のマトン
ジンギスカンと聞くと、独特の羊の匂いがある、とか、やっぱりラムじゃないと、という意見もあるかもしれない。しかしながら、本場「だるま」のジンギスカンは生のマトンである。冷凍されていない極上のマトンは、いわゆる独特のクセはまったくなく、しっかりとした肉の味わいが噛み締めるたびにほとばしる、最高にジューシーな味わい。是非こちらのお店でマトンを味わってみてもらいたい、きっとこれまでの「マトン感」が180度変わってしまうほどの味わいに驚いてしまう事だろう。
・サッパリとしたタレ
そしてその極上のマトンの味わいをさらに高めてくれるのがこちらの特製のタレだ。甘みがおさえられており、すっきりとした醤油ダレは非常にさっぱりとしており、極上のマトンとの愛称は抜群。サッパリとした味わいのなかに、マトンの豊かなウマミ、そのあと引くウマさは何皿でもおかわりできそうなほどだ。
・薬味を入れてさらに味わう
さらに卓上にはニンニクと南蛮と呼ばれる唐辛子が用意されており、トッピングとしてタレに追加可能だ。ニンニクを入れると非常に香りとコクが豊かになり、南蛮を加えると香ばしさがブラスされる。この南蛮は辛みがほとんどないもののため、入れる事によりパリパリとした食感も一緒に味わう事ができ、よりジンギスカンのウマミが増幅される。
・最高のジンギスカン丼を作る
そんな極上の肉を味わったのなら、ライスをオーダーしておきたい。ウマミたっぷりのマトンに、マトンの脂でしっかりと熱の入ったウマミたっぷりのネギとタマネギ、それらをあっさりとしたタレにたっぷりとくぐらせて、ご飯の上に載せてみてもらいたい。そうすれば、きっとこれまで味わった事のない最高のジンギスカン丼タイムの始まりだ。
・最後はほうじ茶でサラサラと
たっぷりとジンギスカンを楽しんだ後は、こちらの裏メニューともいうべきお茶漬けを楽しんでもらいたい。実はこちらではお願いするとお茶碗にほうじ茶を注いでもらえるのだ。たっぷりとマトン、ネギ、タマネギのウマミのしみ込んだタレをライスにまわしかけ、そこにほうじ茶を注ぐ。そうすると、さっぱりとした中にもコクのあるマトンの味わいがキラリと光る、最高のお茶漬となるのだ。
たゆまぬ向上心が育て上げた最高のジンギスカンを味わえる「だるま」。 この味わいだけを求めて北海道に旅行にいく、そんな旅もいいかもしれない。
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お店 だるま 本店
住所 北海道札幌市中央区南五条西4 クリスタルビル1F
営業時間 17:00~03:00
定休日 無休 ※年末年始 (12/31~1/2)は休業
お店のHP http://best.miru-kuru.com/daruma/