【日本麺紀行】「ラーメン二郎」以外でヤサイオオメ・アブラマシが通じる唯一のラーメン店 / 山口県・岩国市の「寿栄広食堂」
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ラーメン二郎と言えば、東京都港区三田に本店を構えるラーメン店で、二郎系と呼ばれるインスパイア店など様々な店舗でデカ盛りのラーメンを提供している、主に関東で有名なラーメン店。
特に常連達の唱える呪文のような注文方法はコールと呼ばれており、トッピングの4種類について注文時にコールを行う事によってその分量を変更する事ができる。
トッピング4種類とは、野菜、ニンニク、アブラ(背脂)、カラメ(味の濃さ)であり、ヤサイオオメであるとかアブラマシなど、様々なコールによって、多くの二郎好きに愛されている。
しかし創業1968年(昭和43年)のラーメン二郎よりも早く、ヤサイオオメやアブラマシなどの注文ができるお店が、山口県岩国市に存在している事をご存知だろうか。
そのお店こそ、今回ご紹介する岩国ラーメンの老舗、1950年(昭和25年)創業の「寿栄広食堂(すえひろしょくどう)」だ。
・岩国駅から徒歩1分の好立地
寿栄広食堂は岩国市内に3店舗を構えているのだが、本店はこの岩国駅前にあるお店。見かけは少しくすんでいるのだが、地元の人々に愛されている、非常にノスタルジックな雰囲気溢れるお店だ。
・背脂たっぷりの豚骨醤油が光る
寿栄広食堂が提供するのはこちらのお店独自の岩国ラーメン。このお店オリジナルの豚骨醤油ラーメンに背脂がたっぷりとトッピングされている。非常にクリーミーでこってりとしたコクのある醤油豚骨スープはヤミツキになる味わい。さらにヤサイオオメやネギオオメ、アブラマシなど、注文時に伝えると、多目にトッピングされるので、ノーマルな味わいでは満足できない方にオススメだ。
・やはりサイドメニューは、いなり寿司
山口県のラーメン店特有なのかは定かではない(「【日本麺紀行】知られざる魅惑のスター系ラーメン。山口県周南市「第三スター」( https://gotrip.jp/2016/01/26424/ )」参照)が、こちらのお店のサイドメニューもやはり、いなり寿司がオススメだ。少し不格好ないなり寿司だが、手作りの味わいがあり、ラーメンとの相性も抜群だ。
ラーメン二郎よりも先に生まれ、65年以上経って看板は色あせてしまっていても、味はまったく変わらない「寿栄広食堂(すえひろしょくどう)」の岩国ラーメン。
岩国に立ち寄ったら、必ず味わっておきたい、そんなラーメンに違いない。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 寿栄広食堂 ( すえひろしょくどう )
住所 山口県岩国市麻里布町1-2-3
営業時間 10:00~22:00
定休日 月1回(主に第2火曜日)