【地元民に愛される絶品グルメ】石川県・金沢市「グリル・オーツカ」のハントンライス
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日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品グルメが必ず1つや2つ存在する。
しかしその絶品グルメは、ほとんどの場合地元の人にとっては「常識」や「当たり前」のため、その街や地域以外の人にはなかなか知られることがないのが、現状である。
今回ご紹介するのは、石川県・金沢市が誇る隠れたB級グルメ「ハントンライス」を味わえる「グリル・オーツカ」だ。
・魅惑のB級グルメ「ハントンライス」とは?
ハントンライス、と聞いて、そのものズバリをご存知の方はほとんどいないのではないだろうか?
ハントンライスとは、ケチャップで味付けしたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と魚のフライを乗せ、タルタルソースをかけたもの。
見た目にはオムライスと大差がないのだが、味わってみると、お店ごとにいろいろな違いがあるため、非常に深い金沢が誇るB級グルメなのだ。
今回ご紹介するお店「グリル・オーツカ」では、ハントンライスのハン=ハンガリー、トン=フランス語でマグロという意味、と解説が施されたメニューが存在している。
・武家屋敷の近くに佇む老舗洋食店「グリル・オーツカ」
加賀百万石を誇る金沢には様々な観光スポットがあるのだが、そのうちの1つが長町武家屋敷跡(ながまちぶけやしきあと)だ。
長町界隈は、かつての藩士が住んでいた屋敷跡であり、土塀の続く町並みの中に、今も市民生活が営まれているのだ。
実際に多くの方々が住みながらにして、古き良き時代の面影が保存されており、このエリアは、まさにタイムスリップしたような感覚すら感じさせてくれる場所だ。
そんなエリアに鎮座する老舗洋食店、それが絶品のハントンライスを食べさせてくれる店、「グリル・オーツカ」なのだ。
・カジキマグロと小エビのフライがアクセント、それが「グリルオーツカ」のハントンライスの流儀
キッチン内には3人のシェフがそれぞれの分担でハントンライスを作り上げて行く。
バターライスをケチャップとともに大きな中華鍋であおりつづけるシェフは、体全体で大量のケチャップライスをあおりつづけている。
そして別なシェフによって絶妙なタイミングでハントンライスの卵は調理され、さらにまた別のシェフによってよどみなくハントンライスがアルマイトの皿に盛りつけられていく。
それはまさに芸術的とも言える所作なのだ。
そんなよどみなく作られたハントンライスはもちろんアツアツの状態で提供される。
ケチャップとバターの旨味がつまったケチャップライスに、美しい卵。
そしてクリスピーな小エビのフライに、サックリ・ホクホクのカジキマグロのフライ。
それらをケチャップと、さらにはクリーミーな自家製タルタルソースがまとめあげているのだからタマラない。
もし金沢を訪れるのであれば、昭和32年創業の老舗洋食店「グリル・オーツカ」で、この単なる洋食のレベルを超越した、最高のB級グルメ「ハントンライス」を味わってみてはいかがだろうか?
きっとその味わいと奥深さに、また金沢を訪れたくなってしまうに違いない。
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お店 グリルオーツカ
住所 石川県金沢市片町2-9-15
営業時間 11:00~16:00 / 17:00〜19:50
休日 水曜日
お店のfacebook https://www.facebook.com/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%AB-766554176793560