【世界の街角】フィンランドの首都ヘルシンキを徒歩で巡る旅
|フィンランドの首都ヘルシンキは、日本からのアクセスが良いヨーロッパの国の一つで、直行便で約10時間半ほどで訪れることができます。
北欧やヨーロッパ旅行の玄関口として立ち寄る事も多いヘルシンキですが、街の中心部は徒歩圏内に多くの見所が集まっているのも魅力。
それでは、洗練された美しい街ヘルシンキの中心部を歩いてみましょう。ヘルシンキでまず訪れたい場所は、この街の象徴的な存在であるヘルシンキ大聖堂(Helsingin tuomiokirkko)です。1852年に建てられた大聖堂は建築家のカール・エンゲルによって設計されたもので、シンメトリカルな美しいデザイン。ルーテル派の総本山の教会です。
青空に映える美しい白亜の大聖堂は大階段の上にあり、写真で見るより随分と大きく壮麗。パイプオルガンの音が鳴り響く教会の内部は、真っ白の壁に囲まれており明るい印象を受けます。
大聖堂の目の前に広がる元老院広場は、クリスマスマーケットや様々なイベントが開催される場所。大階段に腰をかけて写真撮影をしたり景色を眺めながら、北欧ののどかな空気感を満喫してみるのはいかがでしょうか?。ヘルシンキの中心部は一国の首都にも関わらずコンパクトで、個人旅行や初めて訪れた人でも街歩きを気軽に楽しむ事ができます。日本の都市部と比べて、人混みは少なく快適。
有名ブランドの店舗や百貨店、レストランが並ぶエスプラナーディ通りに面する公園は、市民の憩いの場となっています。ヘルシンキは帝政ロシア時代に西の街トゥルクから遷都した街で、中心部には帝政ロシア時代を感じる巨大な建造物やロシア正教会などが見られます。
フィンランド語は他の北欧諸国の言語とは全く違ったルーツを持つ言葉で、周遊旅行などで訪れると独特のフィンランド語の響きに不思議な魅力を感じるかもしれません。日本でも大人気のフィンランド出身のキャラクターと言えば、やはりムーミンです。観光客向けのガイドマップにもムーミンが描かれ、街中の様々な場所で出会うことができます。
市内数カ所にある店内がムーミン尽くしの「ムーミンカフェ」は、フィンランド旅行の記念に立ち寄ってみたい場所の一つ。
ケーキやサンドイッチなどの定番メニューも揃っていますが、あえて食べてみたいのがフィンランド名物のカレリアパイです。
カレリアパイはイメージしていた食感と違い、随分ともっちりとした印象。ライ麦の生地の中にミルク粥が入っています。
同時に味わう事がないパンとお米の食感が絶妙で、一度食べると病みつきになるオススメの一品です。シーズン中のヘルシンキの街では、週末には蚤の市やマーケット、イベントが多く開催されています。
この日はヘルシンキ中央駅の隣の駅前広場で、ヨーロッパ各国の名物グルメや工芸品などが販売されているマーケットが開催されていました。日本のお祭りのように食べ物の屋台からゲームコーナーが並んでいます。屋台の装飾もとても華やかでワクワクする空間でした。
偶然通りかかった広場でイベントに遭遇するのも、街歩きの魅力の一つです。
ヘルシンキの定番スポットを訪れた後は、のんびりと街歩きを楽しんで見ませんか?
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