待ち時間なしで鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包を味わえる、台北の穴場的な店舗とは?
|小籠包で知られる台湾のレストラン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」といえば、泣く子も黙る名店中の名店。
日本はもちろん世界各国に展開し、ニューヨークタイムズの「世界の人気レストラン10店」に選ばれたこともある、世界的に有名なレストランです。
台湾のガイドブックに載っているのは、たいてい台北にある信義店(本店)。しかしここは有名なだけに常に行列ができていて、30~90分程度の待ち時間があります。
時間に限りのある旅行中、「行列のために長い時間を費やすのはちょっと・・・」と思う人におすすめなのが、「A4店」。ここなら、待ち時間なしで本場台湾の鼎泰豊の味を堪能することができるのです。
A4店は、MRT市政府駅近くにあるデパート「新光三越 信義A4館店」の地下2階にある店舗です。開店は午前11時。新光三越自体の開店が11時なので、開店前に行列ができるということもなく、開店してすぐに行けば、待ち時間なしですんなりと入店できます。
本店や台北101にある店舗はいつも混んでいますが、ここは比較的空いていて、まさに穴場。台北101からも比較的近いので、台北101店で行列に並ぶよりは、ここまで足を延ばしたほうが早いことも多いはずです。
デパート内にオープンした新しい店舗だけあって、店内は新しく清潔。店頭では、職人たちが鮮やかな手つきで小籠包を作り出す光景が見られます。
気になるお味ですが、本店と変わらないおいしさ。「鼎泰豊の本店で食べる」ということにこだわらなければ、まったく問題ありません。
鼎泰豊にやってきたら、まずはスタンダードな小籠包が欠かせません。注文したら、ショウガの入った小皿に、酢と醤油を黄金比の3:1の割合で入れて待ちましょう。
アツアツのせいろで運ばれてくる小籠包は、皮が薄くて繊細なのに、中にはたっぷりの肉汁。鼎泰豊は、小籠包の見た目の美しさにもこだわっていて、18のヒダがお約束です。ジュワーッと口のなかに肉汁が広がる瞬間は、至福のとき。
スタンダードな小籠包に加え、変わりダネ小籠包も試してみたいところ。
鼎泰豊おすすめの小籠包のひとつが、ヘチマとえび入り小籠包。ヘチマの青臭さが多少あるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、ヘチマの歯ごたえと、エビのプリっとした食感が楽しい一品。
通常の小籠包に比べ、後味がすっきりとしているので、好きな人はクセになる味です。
小籠包で有名な鼎泰豊ですが、実はチャーハンも高い評価を受けていて、台湾炒飯ランキングで2位に入ったこともあるほど。
パラパラなのに油っこくなく、薄味なのに、ダシがきいている。日本のチャーハンとは一味違う、鼎泰豊のチャーハンをご賞味あれ。
料理一品一品の完成度が高いのはもちろんのこと、鼎泰豊で特筆すべきはサービス。台湾の飲食サービスは、日本に比べ良くも悪くも「ゆるい」ことが多いですが、鼎泰豊で働くスタッフは、笑顔を絶やさずにテキパキと動き、細かいところまで気配りを忘れません。
味だけではなく、サービス面でも安心して利用できるところが、鼎泰豊が「世界の人気レストラン10店」に選ばれたゆえんなのだろうと感じさせられます。
台北で待ち時間なしに鼎泰豊の味を楽しむなら、比較的空いている「A4店」へ。ただし休日やランチタイムど真ん中には混んでいることもあるので、時間をずらして早めに行くと確実です。
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お店 鼎泰豊A4店
住所 台北市松高路19号地下2階 (新光三越信義新天地A4館)
電話 +886-2-2345-2528
営業時間 11:00~21:30
公式ホームページ https://www.dintaifung.com.tw/jp/index.php