【日本居酒屋紀行】毎月8日は料理が全品半額!東京・池袋が誇る最高の大衆居酒屋「酒場 ふくろ」とは?
|どんな居酒屋にもそのお店に通う人々の思いが重なり、そしてそのたくさんの思いは居酒屋の持つ雰囲気となるのだ。
それゆえ、日本各地に多く人々を虜にする居酒屋がキラ星のごとく存在している。
例えば、あの吉田類も絶賛する大衆酒場、東京・江東区南砂町の「山城屋酒場」に、沖縄・石垣島で旬の魚介と沖縄料理を味あわせてくれる名店「居酒屋 錦(にしき)」、新潟の郷土料理からラーメンや洋食まで味わえる新潟市・古町の老舗居酒屋「喜ぐち(きぐち)」、北海道は小樽の絶品のおでんと日本酒を楽しめるお店「酒処 ふじりん」に、北海道随一の日本酒の品揃えと美味しいツマミのお店札幌市北区「味百仙(あじひゃくせん)」、食い倒れの町大阪では、魅惑の豚足を味わえる「かどや」に、鴨の焼き鳥が味わえる「とり平」、そしてあの開高健も愛したクジラのおでんが楽しめるたこ梅、さらには名古屋にいったら絶対に行っておきたい居酒屋「歓酒亭 大安(かんしゅてい だいやす)」などなど、数え上げればキリがない。
そんな全国にある美味しい居酒屋の中から、今回は、東京都豊島区西池袋にある最高の大衆居酒屋をご紹介したい。
お店の名前は「酒場 ふくろ」だ。
・1953年(昭和28年)創業の老舗大衆居酒屋、それが「酒場 ふくろ」
こちらのお店、1953年(昭和28年)創業の老舗大衆居酒屋。
1953年(昭和28年)と言えば、NHKと日本テレビがテレビ放送をはじめ、初のスーパーマーケット「紀ノ国屋」が東京・青山にオープンした年。
第二次世界大戦から8年、日本全体が徐々に復興に向かって突き進んでいる時代に、こちらのお店は産まれたのだ。
現在は3階建てのビルとなってしまっているため想像がつかないのだが、バラックで創業したこちらのお店は、今なお多くの飲兵衛に愛されている。
その理由は営業時間とサービス。
現在でも朝の8時から夜中の12時までオープンしており、さらに毎月8日は料理が全品半額になるという、とてつもないサービス満点のお店のため、池袋が誇る最強の大衆居酒屋として、いまなお多くの飲兵衛を虜にしているのだ。
・季節ごとに変わるメニューを楽しむ
こちらのお店を訪れたのなら、メニューからその時その時の自分の気持ちに正直になって、勝手気ままに食べたいものと飲みたいものをオーダーすることをオススメする。
壁に貼られているレギュラーメニューに、ホワイトボードに書かれた日替わりメニュー。
毎日きても飽きないほどのたくさんのメニューに驚いてしまうかもしれない。
レモンハイは焼酎とレモンが提供されるため、自分で好みの濃さに調整できる。
自分の好きな飲み物でググッと喉を鳴らしながら飲むと、「酒場 ふくろ」タイムのスタートだ。
お刺身盛り合わせは、旬の魚の美味しい刺身を楽しめるし、
天ぷらもその時その時の旬の味わいを揚げたてで楽しむことができる。
唐揚げや
牛タン
さらには餃子など、刺身から揚げ物や焼き物にいたるまで、なんでも低価格で美味しいメニューを提供してくれるのが、「酒場 ふくろ」の素晴らしいポイントだ。
もし池袋でちょっと寄り道してみようかな、そんな風に思ったのなら、池袋駅西口の「酒場 ふくろ」を訪れてみてはいかがだろうか?
入り口を入るとまるで昭和の時代にタイムスリップしたような雰囲気を味わえるこの居酒屋で、自分好みのお酒とおつまみを誰にはばかられることもなく、好き勝手に楽しんだのなら、きっと出口を出る時には日々の疲れなど吹っ飛んでしまう、そんな感覚を味わえるに違いない。
そしてそんな酒場が今なおあることに、感謝すら感じるに違いないのだ。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 酒場 ふくろ
住所 東京都豊島区西池袋1-14-2 1F・2F・3F
営業時間 昼の部 8:00~14:30(ラストオーダー 13:30) / 夜の部 15:00~24:00(ラストオーダー 23:30)
定休日 無し(お盆時期と年始はお休みがあります)
※毎月8日は非常に混み合うため、開店時間に合わせてお店を訪れることをオススメします