【日本駅弁紀行】特急あずさ50周年記念に作られた限定駅弁を味わってみた

「8時ちょうどの、あずさ2号で……」という歌を聴いた事がない、という方はいないのではないだろうか?

2016年はその特急あずさ50周年記念の年。

1966年(昭和41年)12月12日に新宿駅・松本駅間で1日2往復で運転を開始した「あずさ」は、1977年(昭和52年)3月25日に発売された狩人の楽曲『あずさ2号』が大ヒットしたこともあり、鉄道ファン以外にも知られる知名度の高い特急列車。

そんな特急あずさ50周年を記念して作られた弁当が10月から販売されている。

あずさの最初の車両181系をかたどった「特急あずさ誕生50周年記念弁当」は売り場でも非常に目を引く弁当となっている。

今回はその「特急あずさ誕生50周年記念弁当」を味わってみたので紹介したい。

・ 181系を忠実に再現
まず目を奪われるのが弁当の外見そのもの。

あずさの最初の車両181系を忠実に紙で再現した弁当箱は、何ともいえない郷愁をかんじさせる。

車両の天井部分、つまり、弁当箱の上部には、あずさの停車駅が記載されている。

行き先を示す表示も、新宿と松本が明記されており、弁当箱だけでもディテールにこだわりを感じる事ができる。

・ 山梨と長野の美味しいものを詰め込んだ弁当
弁当箱になみなみならぬこだわりを詰め込んだ「特急あずさ誕生50周年記念弁当」だが、その中身もこだわっている。

山梨と長野のブランド牛を中心に、秋の食材をたっぷりと詰め込んだ弁当は、目にも鮮やかな弁当。

向かって左側が山梨側のメニュー、右側が長野側のメニューとなっている。

・ 山梨の美味しいメニュー
山梨の美味しいメニューは下記の通り。
・甲州ワインビーフすき焼き
・甲州ワイン豚ソースメンチ
・ワインらっきょう
・白御飯

濃厚な甲州ワインビーフすき焼きには干しぶどうがあしらわれており、非常にコクのある美味しい味わいを楽しむ事ができる。

もちろん白御飯との相性はバツグンだ。

・ 長野の美味しいメニュー
長野の美味しいメニューは下記の通り。
・信州牛炭火焼肉
・まつたけ
・赤カブ、野沢菜炒め
・松茸御飯

信州牛炭火焼肉は、炭火で焼いた香りをたっぷりと楽しむ事ができる。

あっさりとした味付けゆえに、信州牛のウマミをたっぷりと感じる事ができ、松茸の香りたっぷりの松茸御飯との相性もバツグンだ。

もし、「あずさ」に乗車することがあるのであれば、こちらのお弁当を味わってみてはいかがだろうか?

随所に感じられる弁当へのこだわりから、特急あずさが50年に渡って愛されてきた、そんな歴史そのものを感じることができるにちがいない。

JR東日本のリリース(PDF)>>
https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20160915/20160915_info04.pdf