【世界のラウンジ】プライオリティ・パスで利用できる香港国際空港のプラザプレミアムラウンジってどんなところ?
|香港国際空港(香港國際機場/Hong Kong International Airport)は、アジアのハブ空港のひとつであり、香港のフラッグ・キャリアであるキャセイパシフィック航空の拠点です。
複数のターミナルやコンコースを持つ巨大な香港国際空港内には多数のラウンジがあり、早朝から深夜まで多くの人で賑わっています。
通常、ラウンジを使うとなるとビジネスクラスやファーストクラスの搭乗客に限られるのですが、ビジネスクラスやファーストクラスのチケットを持っていなくても使えるラウンジがあります。
それが「プライオリティ・パス」という、ラウンジが利用できるサービスです。
プライオリティ・パスは、年会費99米ドルを支払って会員になると、1回32米ドルで世界各国の空港ラウンジを利用することができます。もしくは、年会費299ドルを支払えば、10回まで世界各国1,200以上の空港ラウンジを無料で利用することも可能です。
頻繁に海外に行くわけでない人にとっては決して安い金額ではありませんが、楽天プレミアムカード(年会費税込11,000円)を作ると、無料でプライオリティ・パスを発行することができます。
ほかにもプライオリティ・パスを発行できるクレジットカードはありますが、日本国内でもっとも安価にプライオリティ・パスを手に入れるクレジットカードは、現在のところ、楽天プレミアムカードと言えるでしょう。
今回はそんなプライオリティ・パスを使って楽しめる香港国際空港のプラザプレミアムラウンジ(PLAZA PREMIUM LOUNGE)を紹介します。
香港国際空港には、プライオリティパスで利用できるプラザプレミアムラウンジが3つあります(ターミナル1に2つ、ターミナル2に1つ)。
ターミナル2にあるプラザプレミアムラウンジは一般エリアにあるため、香港が目的地の人は利用できますが、香港国際空港を乗り継ぎで利用する人は(入国しない限り)利用できません。
香港を乗り継ぎで利用する人(入国はしない人)は、ターミナル1のゲート1の近くにあるプラザプレミアムラウンジと、ゲート40の近くにあるプラザプレミアムラウンジを利用できます。
上写真はゲート40の近くにあるプラザプレミアムラウンジです。
「貴賓室(Lounges)」という案内が見えたら、エスカレーターかリフトで上がると入り口に到着します。スタッフにプライオリティパスと搭乗券を提示して、中に入りましょう。
香港国際空港ターミナル1のゲート40近くにあるプラザプレミアムラウンジは、入って右手に温かい料理やオーダー麺のカウンターがあります。
中華風の肉団子。
野菜の炒め物。
ソーセージやシュウマイなどの温かいおかずもあり、無くなると次々補充されていました。
種類は少なめですが、トマトやレタスのサラダコーナーもあります。
オーダーして作ってもらえる麺は、野菜の米粉麺やつみれの入った麺、そのほか干し帆立と冬瓜のスープライスなど。
野菜の米粉麺はベジタリアン食のためかずいぶん薄味で、もう少し出汁が塩がきいていると良いのにと感じましたが、それでもフライトの後の温かい汁物は嬉しかったです。
そのほか、マッシュルームのクリームスープやおしるこのようなものもありました。
ドリンクはセルフのドリンクバーがあるほか、
各種缶ビールが大型冷蔵庫に冷やされているので、自由に取って飲むことができます。
ビール党に嬉しいのは、カールスバーグの生ビールサーバーがあること!
このビールサーバーは少し変わっていて、専用カップをサーバーに押し当てると、下からビールが注がれるのです。どういう仕組みなのか不思議になりますが、下からこぼれることはありません。
もちろん何杯でもお代わり自由です。ナッツやチップスなどの乾き物もありますよ。
コーヒーマシンや各種焼き菓子も揃っているので、お酒を飲まない方はコーヒータイムを楽しむのも良いでしょう。
4種類のミニシュークリーム、ミニココナッツタルト、クッキーをコーヒーとともに。
各種サンドウィッチ。
丸ごとのフルーツ。
次に、座席を紹介します。香港国際空港ターミナル1のゲート40近くにあるプラザプレミアムラウンジは、雰囲気やファニチャーの異なる複数のエリアが連なっており、雰囲気が異なります。
どっかりと腰を下ろしてリラックスできる肘掛け付きのソファ席。
プライベート感のあるボックス席。
このボックス席には電源もあるので、パソコン作業にもぴったりです。もちろん、ラウンジ内はフリーWi-Fiが利用できます。
カウンター席もたくさん。
香港のコンセントはBFタイプ。変換プラグは借りられる場合もあるようです。
電源のないカウンター席。
飛行場が見える窓際席もあります。昼間なら飛行機の離着陸がよく見えそうですね。
数は少ないですが、無料で利用できるパソコンも用意されていました。
また、このラウンジでは無料でシャワールームを利用できます。予約制で先着順になっているので、利用したい人は最初の受付の際にシャワーの空き時間を確認しましょう。
ゲート40近くのプラザプレミアムラウンジのほか、ゲート1近くのプラザプレミアムラウンジもプライオリティパスで利用でき、いずれも温かい食事やアルコールの提供がありますが、ゲート1近くのラウンジの方が混みやすく、個人的にはゲート40近くのラウンジの方がおすすめです。
とはいえ、香港国際空港ターミナル1は広く、ゲートによってはかなり移動距離もあるため、自分の利用する搭乗ゲート近くのラウンジを選ぶのが良いでしょう。
日本から香港経由でヨーロッパに行くとなるとフライト時間もそれなりに長いので、乗り継ぎ地である香港国際空港のラウンジでリフレッシュ&リラックスできると、その後の旅がより快適になると思います。
特に深夜乗り継ぎは多くのお店も閉まってしまい、搭乗ゲート近くのベンチに座って待つしかないので、食事と快適な空間を求める方にはラウンジ利用がおすすめです。
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