【日本居酒屋紀行】京都の昼飲み居酒屋の決定版といえばココ! / 京都市中京区裏寺町通の「たつみ」
どんな居酒屋にもそのお店に通う人々の思いが重なり、そしてそのたくさんの思いはそれぞれの居酒屋が醸しだす独特の雰囲気となっていく。それゆえ、日本各地に多く人々を虜にする居酒屋がキラ星のごとく数多存在しているのだ。
例えば、あの吉田類も絶賛する大衆酒場、東京・江東区南砂町の「山城屋酒場」に、新潟の郷土料理からラーメンや洋食まで味わえる新潟市・古町の老舗居酒屋「喜ぐち(きぐち)」、北海道随一の日本酒の品揃えと美味しいツマミのお店札幌市北区「味百仙(あじひゃくせん)」、食い倒れの町大阪では、鴨の焼き鳥が味わえる「とり平」、そしてあの開高健も愛したクジラのおでんが楽しめるたこ梅、さらには名古屋にいったら絶対に行っておきたい居酒屋「歓酒亭 大安(かんしゅてい だいやす)」などなど、数え上げればキリがない。
そんな全国にある美味しい居酒屋の中から、今回は、京都市中京区裏寺町通にたたずむ最高の居酒屋をご紹介したい。
お店の名前は「たつみ」だ。
・1968年(昭和43年)創業の居酒屋、それが「たつみ」
こちらのお店、昭和43年(1968年)年に創業した居酒屋。
1968年(昭和43年)といえば、メキシコオリンピックが開催され日本代表がウエイトリフティングや体操、サッカーなどで世界をあっと驚かせた年。
さらにこの年は、川端康成がノーベル文学賞受賞、アメリカ統治下であった小笠原諸島が日本に復帰、日本のGNPがついにアメリカについで世界第2位になるなど、世界における日本の地位が高まってきていた時代でもある。
そんな時代に京都の裏寺で生まれた居酒屋は、今なお多くの人々においしくてリーズナブルな居酒屋メニューを提供し続けているのだ。

・阪急河原町駅からすぐにアクセス、最高の居酒屋がここにはある
こちらのお店、阪急河原町駅からすぐの場所にある。高島屋を背にして横断歩道を渡り、細い路地入ると、現れる京都三大居酒屋の1つにも数えられるほどの名店は、このアクセスの素晴らしさもあるのではないか、と筆者は思うのだ。
駅から近い、そして、昼間からのめる、さらには安くて美味しい、完璧な居酒屋がここにはあるのだ。
カウンターとテーブル席、そして立ち飲みエリア。それぞれの場所で好きなメニューを味わえば、「たつみ」の美味しい時間を楽しめる。お店にたくさん貼られている黄色の短冊から、好みのメニューを探す、この探している時間そのものも、楽しいのだ。
例えば、レモンのハイリキには

エビの天ぷらや

つくねがよく合う。

もちろん、刺身なども素晴らしいラインナップだ。
なめろうや


鰹のタタキなど、どれもが非常に美味。


そして、日本酒のラインナップも素晴らしいときてるのだから、こちらの居酒屋は飲兵衛の楽園と言っても過言ではないのだ。

もし京都を訪れるのであれば、多くの地元の方も足繁く通う、素晴らしい居酒屋を訪れてみてはいかがだろうか?
きっとそこには、京都の裏寺でしか味わえない雰囲気と味わいがあるに違いないのだ。
<お店の情報>
お店 たつみ
住所 京都府京都市中京区裏寺町通四条上ル中之町572
営業時間 12:00 から 22:00
定休日 木曜日