浜名湖養魚漁業協同組合が直営しているうなぎ専門店で味わう最高傑作「でしこ」とは? / 静岡県浜松市の「浜名湖うなぎ 丸浜」
|古今東西、日本人を虜にしてきたスタミナ食の1つと言えばウナギ。
縄文時代の貝塚からもウナギの骨が出土するほど、実は日本人の食生活と切ってもきれない食べ物の1つ、それがウナギなのだ。
そんなウナギを食べさせてくれる名店は全国各地に存在している。
例えば、さっきまで生きていたうなぎを食べさせてくれる東京都墨田区吾妻橋の名店「鰻禅(うなぜん)」や、鰻が本来もっている濃厚で強烈なウマミと食感を楽しませてくれる愛知県名古屋市中村区の名店「割烹イチビキ」、蒲焼き発祥の地「浦和」で味わう極上の鰻を楽しめる埼玉県さいたま市浦和区の名店「和香(わか)」に、ミシュランも認めた日本が世界に誇る鰻の名店、東京都文京区「石ばし」などなど、数え切れないほどの鰻の名店がこの世には存在している。
今回はそんな日本各地に存在する美味しい鰻のお店の中から、駅からのアクセスが抜群、そして非常にリーズナブルな価格で美味しいうなぎを味わえる静岡県浜松市のお店をご紹介したい。
お店の名前は「浜名湖うなぎ 丸浜」だ。
・浜名湖養魚漁業協同組合が直営のうなぎ専門店、それが「浜名湖うなぎ 丸浜」
こちらのお店、浜名湖養魚漁業協同組合が直営しているうなぎ専門店。
見た目は普通のチェーン店のような店構えなのだが、漁業協同組合が直接運営しているお店のため、非常にリーズナブルな価格で最高の鰻を味わうことができる、まさに鰻を食べたい旅行者にもってこいのレストランなのだ。
・ぜひ味わっておきたい「でしこ」
こちらのお店では様々なメニューが存在している。
まずは鰻が焼けるまでの間に、ビールや日本酒などを鰻のキモなどと一緒に味わってもいいかも知れない。
様々なメニューの中から、最もおすすめしたいのが「でしこ」。
こちらのお店で最も高額なメニューなのだが、お値段以上の味わいと幸福を感じられるメニューとなっている。
でしこ、とは、2024年に生まれた、新しいブランド鰻のこと。
「で」伝統を守り、「し」進化を続け、「こ」幸福を届ける、そんな思いが込められて命名された鰻は、これまでの浜名湖養鰻の歴史と研究、技術を積み重ねた結果に生まれた、まさに鰻の最高傑作。
最高傑作であるがゆえ、限られたお店でしか提供されておらず、なかなかお目にかかることができない鰻なのだ。
そんな鰻を浜松駅からすぐの場所で味わえるのが、こちらの「浜名湖うなぎ 丸浜」なのだ。
まず、「でしこ」が提供され、どんぶりの蓋をとると、その香りと大きさに驚いてしまう。
蒸したりすることなく、地焼きで提供される鰻は非常に香ばしい香りを放っており、妖艶な香りと言っても過言ではない。
そしてひとくち味わえば、衝撃的な味わいが口の中に広がっていく。
パリッと香ばしく焼き上げられた皮、そして蒸されていない鰻であるにもかかわらず非常にふっくら、とろけるような鰻の美味しい味わいが、2つの食感のコントラストと共に口の中いっぱいに広がっていくのだ。
まさにこれまで味わったことのない、素晴らしい鰻の味わいがここにはあるのだ。
そして提供される山椒も素晴らしく香り高い味わいで、鰻の強い味わいに負けることがないものを使用しているため、最後まで鰻の味わいを飽きることなく堪能できる。
そして、余り知られていないかもしれないが、温室メロン日本一の静岡県が誇る美味しいメロンも味わえる。
江戸時代、新居関所の名物として多くの人々の舌を唸らせてきた、浜松の鰻。
もしこの地を訪れたのであれば、悠久の歴史を紡ぎながら、多くの困難を乗り越えてきて生まれた最高傑作「でしこ」を味わってみてはいかがだろうか?
きっとそこには、多くの人々の不断の努力によって生み出された、誰もを笑顔にしてくれる味わいがあるに違いないのだ。
<お店の情報>
お店 浜名湖うなぎ 丸浜(まるはま)
住所 静岡県浜松市中央区砂山町322-4
営業時間 11:00 から 20:30
定休日 なし
*新幹線改札口から徒歩 1分