旅の楽しみが広がる、ドイツ旅行に使える簡単・便利なドイツ語表現10選

ドイツ語は英語と同じゲルマン語派だけあって、ドイツは英語の通用度がきわめて高い国。ドイツの観光地を訪ねるなら、英語ができればコミュニケーションに困るということはほとんどないでしょう。

とはいえ、相手の言葉を使うことは相手を受け入れ、歩み寄る姿勢を示すということ。たとえ挨拶程度であっても、ほんの少しのドイツ語を知っているだけで、現地の人とのふれあいがもっと充実したものになるはずです。

そこで、ドイツを旅するうえで知っておくと便利な表現のうち、特に簡単な10フレーズをご紹介します。

1.Hallo

ドイツ語で「こんにちは」は”Guten Tag.(グーテン ターク)”だと聞いたことがある人もいるかもしれません。でも、実は日常生活においては”GutenTag.”よりも”Hallo.(ハロー)”のほうがよく使われます。

“Hallo”はドイツ語表記。意味合いとしては英語の”Hello”よりもカジュアルで、”Hi”のようなニュアンスだと思っておくといいでしょう。時間帯を気にせず一日中使える便利な表現です。

発音は、英語の”Hello”よりもカタカナ表記の「ハロー」に近く、ややべったりとしています。

“Guten Tag”という表現はやや硬い印象を与えるので、ビジネスシーンや役所、ちょっとかしこまったレストランやホテルなどでよく使われます。世代間の違いもあり、年配者は比較的”Guten Tag”を好んで使う傾向にあります。

ただし、一般の旅行者なら、たいていは”Hallo”だけで事足りるはずです。それでも丁寧なあいさつを覚えておきたいという方は、こちらも合わせてどうぞ。

「おはようございます」:”Guten Morgen .(グーテン モルゲン)”

「こんにちは」:”Guten Tag.(グーテン ターク)”

「こんばんは」:”Guten Abend.(グーテン アーベント)”

親しい間柄やカジュアルな場面では、”Guten”を省略して”Morgen!(モルゲン)”などと言うこともよくあります。

2.Tschüss

「Tschüss!(チュス)」は別れるときの挨拶で、英語でいえば”Bye”のようなニュアンス。「チュス」と短く言うときもあれば、「チュース!」と長めに発音することもあります。

若い人のあいだでは、もとはイタリア語の”Ciao!(チャオ)”という表現もよく使われます。

旅行者の立場では”Tschüss”を覚えておけば不自由することはありませんが、かしこまった雰囲気を出したいときや、年配者に対する敬意を表したいときには日本語の「さようなら」にあたる”Auf Wiedersehen.(アウフ・ヴィーダーゼーエン)”を使いましょう。

3.Danke

現地語でのお礼の言葉は、旅をもっと楽しくするための魔法の表現。ドイツ語の「ありがとう」は日本でもよく知られている”Danke(ダンケ)”です。

ただし、”Danke”だけではやや軽い感じに聞こえるので、「ありがとうございます」あるいは「どうもありがとう」といった丁寧なニュアンスを出したいときには”Danke schön.(ダンケ シェーン)”と言うことが多いです。

さらに、「本当にありがとう(ございます)」と強い感謝の気持ちを表したいときには、直訳すると「たくさんの感謝」を意味する”Vielen Dank.(フィーレン ダンク)”という表現を使ってみてください。きっと相手が笑顔になってくれるはずです。

4.Bitte

ドイツ語の”Bitte(ビッテ)”は場面に応じてさまざまな意味を持たせることができる便利な表現。人間関係の潤滑油ともいえ、英語の”Please”に近いと考えればいいでしょう。

まずは人になにかをお願いするとき。旅行者の立場ではレストランやカフェでの注文に使えます。注文したいものの名前の後に”Bitte”を付ければ、「○○をお願いします」の意味に。

「どうぞ」の意味もあり、人になにかを渡すときやレストランでスタッフが料理を運んでくるときにはよく、”Bitte schön.(ビッテ シェーン)”という表現が使われます。

さらに、「どういたしまして」の意味も。人にお礼を言われたら、”Bitte!”または”Bitte schön.”と返します。

5.Entschuldigung

なにか尋ねたいことがあって人に声をかけるとき、うっかり人にぶつかってしまって謝りたいときなど、日本語の「すみません」や「(軽い)ごめんなさい」にあたるドイツ語表現が”Entschuldigung.(エンシューディグング)”です。少々長くてとっつきにくいですが、よく使う言葉なのでぜひ覚えておきたいもの。

なお、謝罪表現としては”Es tut mir leid.(エス トゥットゥ ミア ライト)”という表現もありますが、これは「ごめんなさい」「申し訳ありません」と少々重みのある表現なので、あまり頻繁には使いません。ちょっとぶつかってしまったときなど、悪気がなかった場合には”Entschuldigung.”で十分です。

6.Freut mich

英語の”Nice to meet you.”にあたる「はじめまして」のドイツ語表現が”Freut mich.(フロイト ミヒ)”。

これは「あなたとお知り合いになれて嬉しいです」という一文の「あなたとお知り合いになれて」の部分が省略された表現ですが、これだけでもじゅうぶん通じます。

7.Bis später

英語の”See you later.”のように「またあとで」の挨拶が”Bis später.(ビス シュペーター)”。朝町へ観光に出かける前、ホテルのスタッフとそんな挨拶ができたら素敵ですね。

明日会うと決まっている場合には、「また明日」を意味する”Bis morgen.(ビス モルゲン)”もよく使います。

8.Schönen Tag

ドイツでは、たとえレストランやスーパーのスタッフでも、誰かと別れるときは必ず「良い一日を」「良い週末を」といったひとことを添えるのが普通です。単なる習慣とはいっても、誰もがそんな風に声をかけてくれるのはとても気持ちの良いものです。

「良い一日を」を表す最もシンプルなフレーズが、”Schönen Tag.(シューネン ターク)”。最後に”noch”を付けて”Schönen Tag noch.”とすると「このあとも良い一日を」のようなニュアンスが出ます。

曜日や時間帯に応じて、「良い週末を」という意味の「Schönes Wochenende.(シューネス ヴォッヘンエンデ)」や、「良い午後を」という意味の”Schönen Nachmittag.(シューネン ナッハミッターク)”などもよく使われます。

ドイツ語に慣れていないと、自分からこうしたフレーズを使って挨拶するのは難しいかもしれません。でも、相手がそんな風に声をかけてくれたら、「ありがとう、(あなたも)同様に」を意味する”Danke, gleichfalls!(ダンケ グライヒファルス)”などと答えたいものです。

9.Zahlen bitte

セルフサービス方式のお店を除き、ドイツのレストランやカフェではテーブル会計が基本。退店時には担当スタッフを呼んで会計をお願いする必要があります。

そのときに使えるのが「お勘定をお願いします」を意味する”Zahlen bitte.(ツァーレンビッテ)”。もっと長く丁寧な表現もありますが、ドイツ語の一文全部を覚えるのは大変なので、簡単なこの表現を覚えておきましょう。

10.Gesundheit

英語圏ではくしゃみをした人に”Bless you!”と声をかける習慣がありますが、ドイツでも同様。

それがたまたま電車で隣の席に座った見ず知らずの人であっても、誰かがくしゃみをしたら、近くに居合わせた人は”Gesundheit!(ゲズンドハイト)”と言っていたわる習慣があります。

ドイツでくしゃみをしたら、見ず知らずの人に何か言われてびっくりすることがあるかもしれませんが、ぜひこの話を思い出してください。”Gesundheit”という単語自体の意味は「健康」。ここから「健康を祈ります」のような意味になります。

ドイツでくしゃみをして”Gesundheit!”と言われたら、”Danke!”、”Danke schön.”などと返しましょう。

ちょっと知っておくだけでも旅の楽しみが広がるドイツ語表現。

まずは、文法や発音が正しいかどうかよりも気持ちが伝わるかどうかが大切です。”Hallo!”や”Danke.”からでもいいので、ぜひ楽しみながらドイツ語を使ってみてください。

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