【世界で最も素敵な瞬間】燈籠の輝きが創りだすノスタルジックな街並み。台南の人気観光スポット「神農街(シェンノンジェ)」


台南市は台湾島で最も早くに開けた古都で、寺院や廟など史跡が数多く点在することから「台湾の京都」とも呼ばれ、台湾の古都として多くの人々から愛されています。

1949年に台北が首都となるまで、長い間台湾の中心地であった台南は、日本統治時代の建物も多く、「古き良き日本」と台湾独自の歴史が融合した街並みは、多くの旅行者を魅了する場所でもあります。

そんな台南の中でも、心が温まるようなレトロな雰囲気を味わえるとして大人気のスポットが「神農街(シェンノンジェ)」です。

今回は、古都・台南で味わえるノスタルジックな街並み「神農街」を紹介します。

・台南の街並み
「台湾の京都」と呼ばれる台南には、市街地の中にも歴史を感じさせるスポットが多く存在します。もともと台南は、17世紀にオランダが統治していた時代に最初の首府が置かれた場所で、その後の清の統治下になっても行政の中心地として栄えていた地域。そのため、当時から台湾最先端の都市として開発が盛んに行われており、その当時造られた史跡や建物は今もなお数多く残っています。長い歴史のある建物が街中に「当たり前」のように鎮座しており、人々が歴史と共存しながら生活する姿は、まさに「京都」を思い起こさせます。

・注目のストリート
大通りから一本入れば、趣のある街並みが広がる台南。中でも、最も注目を浴びるストリートが「神農街(シェンノンジェ)」です。清代に商業地区として栄え、貿易商が集まる街並みの一角だった「神農街」は、当時の面影をそのままに残したレトロなストリートとして人気の観光地となっています。築200年以上の家屋も現存するなど、そのノスタルジックな空気感は台南においても随一で、その雰囲気を味わおうと多くの人々が訪れます。もし「神農街」を訪れるならば、特にオススメしたい時間帯が夜。日が落ちると道脇の燈籠に灯りがともり、温かな光が「神農街」をしっとりと染め上げ、幻想的な雰囲気へと様変わりします。そのロマンチックな雰囲気はカップルからも大好評で、デートスポットとしても有名です。

・オシャレなお店
大注目の観光スポット「神農街(シェンノンジェ)」の魅力は、そのノスタルジックな雰囲気だけではありません。実は、神農街の脇の古い家屋はオシャレなカフェやバー、雑貨店などになっていて、食事や買い物も楽しめるストリートなのです。300mほどの長さしかない「神農街」ですが、個性的な店がギッシリと軒を連ねており、ぶらぶらと散策するには最高な観光スポットと言えるでしょう。
一軒家を改装したレトロな雰囲気のカフェの「文青好好笑(ウェンチンハオハオシャオ)」は、店内に多種多様な雑貨やインテリアが並んでおり、独自の世界観が評判のお店。名物の「きくらげミルク」は一度は試してみたい不思議な味わい。


自家製アイスクリームショップ「Ice-Pon 碰冰(アイスポンペンビン)」は、古き良き駄菓子屋さんを彷彿とさせる雰囲気のお店で、特製のアイスクリームが人気。台南の伝統菓子である椪餅(ペンビン)にアイスクリームを挟んで食べるのも楽しい。


「台湾の京都」と呼ばれる台南において、レトロな雰囲気を味わえる観光スポット「神農街(シェンノンジェ)」。

夜の帳(とばり)が降りる頃、次々と灯る燈籠の輝きは、「神農街(シェンノンジェ)」を暖かく、柔らかく包んでいきます。

それは、この街が最も輝く素敵な瞬間でもあります。

旅行者となってこの街を訪れ、この街の雰囲気に包まれて、個性あふれるお店で食事や買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この街でしか味わえない空気感や匂い、その全ては、日本に帰ってきたとしても、きっとあなたはこの地に住む人々と同じ時間を過ごしたこと、そのものを、思い起こさせる、大切な旅の記憶になるに違いありません。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名前   神農街(シェンノンジェ)
住所   台南市中西區神農街

お店   文青好好笑(ウェンチンハオハオシャオ)
住所   台南市中西區神農街82號
営業時間 【火〜金】15:30-23:00
     【土・日】14:00-23:00
定休日  月曜日

お店   Ice-Pon 碰冰(アイスポンペンビン)
住所   台南市中西區神農街57號
営業時間 【水〜金】18:00-22:30
     【土・日】15:00-22:30
定休日  月曜日、火曜日