【イタリア旅】芸術的自然、シエナと近郊を巡る
|日本からも留学に訪れる方の多いイタリアの都市シエナ。
風光明媚なトスカーナ州中部に位置するこの町は、ルネサンス期の芸術の中心でもあり、数多くの芸術家に愛され、特に近郊の丘陵地帯は風光明媚な場所として、今でも多くの人々を魅了している。
中世の姿をそのままにとどめるシエナ歴史地区では、現存する世界最古の銀行モンテパスキ銀行や、世界一とも名高いカンポ広場など、見所が満載だ。
シエナの街はそのカンポ広場を中心に放射状に伸び、丘の流れに沿ってできた坂道沿いに街そのものが発展していった。
たくさんの路地を抜けた先で出会う、白色に輝く大聖堂には思わず息を呑む。
シエナという街の魅力は中心地だけでは終わらない。
人々の波を離れて、街の周囲を巡る散歩道を散策したのであればその魅力に気がつくはずだ。
シエナの建物の美しく折り重なる様は、遠方から臨んだ時に最も強調される。
さらに足を伸ばせば、あなたを待つのはどこまでも続いていきそうな丘陵地帯。
特に有名なヴァル・ドルチャ(Val d’Orcia)という渓谷には、美しいブドウ園やオリーブ園が連なり、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノという世界的に知られたワインはこの地で育ったブドウから作られる。
広々とした田園風景の途中には、中世の芸術家が理想を目指して建築した集落が見られる。
ピエンツァやモンタルチーノを訪れれば、時空を超えた気分にさせられるだろう。
美と穏やかさを愛し、体現し続ける街シエナ。
イタリアを訪れるのであれば、是非訪れておきたい街の1つに違いない。
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