【名店さんぽ】東京におけるビーフカツレツの名店、中央区日本橋人形町の「そよいち」
|江戸歌舞伎の始まった芸術の街、日本橋人形町。
様々な粋が息づくこの街には、丁寧な仕事が光る美味しいグルメがある事でも知られている。
例えば、100年前のレシピを再現した濃厚なプリンが自慢の「つくし」に、美味しい熟成肉が味わえる「小松屋」、ジューシーな肉汁のウマミを堪能できるグルメバーガーのお店「ブラザーズ(BROZERS’)」、さらには親子丼発祥のお店「玉ひで」に、東京3大たい焼きの1つに数えられる老舗たい焼き店「柳屋」など、様々なお店がひしめき合っているのだ。
そんな美味しいグルメタウン人形町に、東京で最も美味しいと呼び声の高いビーフカツレツ店があることをご存知だろうか?
それが今回ご紹介するお店「そよいち」だ。
・日本橋を代表する名店「そよいち」
こちらのお店、東京で一番美味しいポークソテーを味わえるお店、という評価すらある洋食店。
丁寧な仕事が光る下処理に、手際の良い調理、オープンキッチンでほぼ全ての料理が提供されることからも、こちらのお店の料理に対する自信が伝わってくる。
行き届いた清掃、凛とした雰囲気、そしてシンプルなキッチンが、そのすべてを物語っているといえる。
そんな素晴らしいキッチンから繰り出される日本の正しい洋食は、シンプルながらも奥深い味わいで、多くのファンの心をとらえ、離さないのだ。
・是非味わっておきたいレアなビーフカツ
様々なメニューがあり、どのメニューもオススメなのだが、是非味わっておきたいメニューの1つが、メニューの左上にある、こちらのお店のシグネイチャー・メニューとも言えるビーフカツ。
丁寧に隠し包丁がなされた極上のヒレ肉に薄くパン粉をまとわせ、一瞬だけ高温で揚げる。
時間にして30秒にも満たないほどの揚げ時間で揚げられたビーフカツは、中にほんのりと火が入った極上のレア状態で提供されるのだ。
そのビーフカツは、まさに美しい、と表現したくなるほどのビジュアル。
もちろんその美味しさは、見た目だけではない。さっくりと揚げられた衣は、歯触りもよく香ばしい味わい。
そしてその中からは、柔らかくジューシーなヒレ肉が、何の抵抗も無く口の中で牛肉のウマミや甘みをゆっくりと広げていく。
まさに極上のレアなビーフカツが、そこにはある。
もちろんソースでも美味しくいただけるのだが、オススメはたっぷりのカラシと醤油。
柔らかなウマミと甘みをもったサクサクのレアなビーフカツは、カラシのピリっと辛みの効いた醤油によって、より美味しさやコクが引き出され、ご飯との相性もバツグンなのだ。
もちろん定食に添えられた美味しいマカロニサラダの相性は言うまでもない。
一通り美味しいビーフカツの味を堪能したのなら、濃厚なコクを感じられる特製の赤出汁を味わってみるのもいいだろう。
ごぼうと豚肉のみの具は非常に力強く、キレのある味わい。おいしいビーフカツに負けないくらい美味しい、ご飯のお供なのだ。
・ちょい足ししたい、ミニカレーソース
もちろんそれだけでもバツグンに美味しいビーフカツ定食なのだが、ちょっとお財布に余裕がある方にオススメしたいのがミニカレーソースだ。
そのままご飯にかけてカレーとして楽しめるのはもちろんなのだが、やはりここは、自分だけの小さなオリジナルビーフカツカレーをライスプレートの上で作り上げたい。
好きなだけビーフカツをチョイスし、ご飯の上にのせ、その上から美味しいカレーソースをかける、単純な所作で極上の味わいを楽しめる、まさに極上の時間が訪れる。
もし東京の芸術の街の1つ、日本橋人形町を訪れる機会があるのであれば、路地裏の美味しい洋食店を訪れてみてはいかがだろうか?
きっとそこには、この街がもつ粋を感じられる、極上の美味しさがあるにちがいないのだ。
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お店 そよいち
住所 東京都中央区日本橋人形町1-9-6
営業時間 11:00~14:30 17:30~20:00
定休日 日曜・第1月曜日