チェコ中央ボヘミア地方のクトナー・ホラにあるかわいいホテル「ホテルウカタ」

チェコの中央ボヘミア地方の町「クトナー・ホラ(Kutná Hora)」は、13世紀後半に栄華を極めた歴史都市。

ゴシック様式後期の傑作と言われる聖バルボラ大聖堂、セドレツの聖母マリア大聖堂(ともにユネスコ世界遺産)、歴代チェコ王の居城と王国の造幣局であったイタリアン・コート、数万人の人骨で装飾された墓地教会など、歴史的な見どころがたくさんあります。

クトナー・ホラはプラハから電車で1時間少々の距離なので、日帰りでも来られますが、クトナー・ホラで一泊してゆっくり観光を楽しみたいなら、駅から近く、旧市街中心部へも歩いて行ける「ホテルウカタ(Hotel U Kata)」がおすすめです。

ホテルウカタのエントランス。

ホテルウカタのレセプション。

歴史のある建物をリノベーションして作られたホテルウカタは、ロマンティックな内装のかわいいホテルです。階段や通路に飾られている絵も中世ヨーロッパを思わせる雰囲気があります。

客室の種類は、シングルルーム、ダブルルーム、ツインルーム、トリプルルーム、ファミリールームの5タイプ。今回は上写真のツインルームに宿泊しました。

ツインルームにはシングルベッドが2台あり、サイドボード、デスク、テーブル&チェア、鏡などのアンティーク調の家具が備え付けられています。

どこかメルヘンチックで、「ヨーロッパのホテル」らしい印象を受けるのではないでしょうか。

部屋ごとのエアコンはついておらず、セントラル・ヒーティングで管理されています。

大きなクローゼットもあるので、上着や荷物の収納にも困りません。

窓からの景色。

バスルームは、シャワーブース、トイレ、洗面台がいっしょになっています。バスルームの内装もかわいく、お部屋の雰囲気によく合っていました。

バスアメニティは備え付けのヘア・ボディ共用の液体ソープのみ(同じものが洗面台とシャワーブースにそれぞれ取り付けられています)。ほとんどのチェコのホテルがそうであるように、歯ブラシやコンディショナーはないので、持参するようにしましょう。

バスタオル、フェイスタオル、バスマット、ドライヤーは用意されていました。

ホテルウカタには、サウナ、フィンランド風サウナ、マッサージ、渦巻プール、ビアスパといったウェルネス施設があります。

渦巻プールやビアスパの料金2人で60分貸し切りで550コルナ(約2750円)とそれほど高くないので利用してみたかったのですが、残念ながら、予約でいっぱいでした。ホテルウカタに宿泊して、ウェルネス施設を利用したいなら、早めに予約をしておくのが良さそうです。

ホテルウカタの1階には併設レストランがあり、宿泊者への朝食ブッフェの提供のほか、ランチとディナーの営業をしています。ランチ・ディナーは宿泊者でなくても利用可能です。

ホテル周辺で夜に開いているお店はあまりないので、今回こちらで夕食をいただきました。

焼いたカマンベールチーズが丸ごと1個のったサラダ、皮付きのまま輪切りにしたにんにくがのったポークソテー、アップルストゥルーデル、どれもボリュームがあり、おいしかったです。

今回は外のテラス席で食事をしましたが、店内にはバーカウンターもあり、食事だけでなくお酒を楽しむのにもぴったり。

翌朝は同レストランでブッフェスタイルの朝食をいただきました。パン数種類、シリアル、ハム、ウインナー、チーズ、生野菜、ヨーグルト、ジャム、フルーツなど、十分な内容です。

基本的にすべての宿泊者に朝食サービスがつくようでした。

お部屋の内装もかわいく、快適な滞在ができるホテルウカタ(Hotel U Kata)。

宿泊料金も意外と手ごろなので、チェコのクトナー・ホラを訪れるならおすすめのホテルです。

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名称 Wellness & Congress Hotel U Kata
住所 Štefánikova 92 284 01 Kutná Hora Czech Republic
電話 +420 327 515 096
Webサイト(英語) https://www.ukata.cz/en/homepage/
Facebookページ https://www.facebook.com/ukata.kutnahora/

なお、このホテルウカタから歩いて数分のところにとても雰囲気の良いティールーム「ドブラー・チャイオブナ」があります。ホテルウカタに宿泊する際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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[取材協力:チェコ政府観光局]