都内から、絶景日帰り大冒険! “ユーシンブルー”で有名な、紅葉間近のユーシン渓谷

ユーシン渓谷。まるで外国みたいな響きですが……
実は、神奈川の西。都内からも十分日帰りできる絶景スポットです。

「ユーシンブルー」の名で知られる渓流の青さが有名ですが、見どころはそれだけではありません。

紅葉、夕日、丹沢湖。出口の見えない長いトンネル、ちょこんと覗く野生のお猿……

次々と変わる景色に、比較的歩きやすい道は、ハイキング好きはもちろん、山歩き初心者が一緒に行っても楽しめることうけあいです。

さて、さっそく、そんなユーシン渓谷ハイキングコースの様子をお届けしましょう!
時刻は実際に歩いてみた記録ですが、歩くペースは人それぞれですので、参考程度にしてくださいね。

●朝9時10分 丹沢湖からスタート

新宿駅から小田急新松田駅まで、約1時間20分。そこから富士急湘南バスに揺られて、約45分(※アクセス・行き方については記事の最後で)。ユーシン渓谷ハイキングコースの最寄バス停・玄倉(くろくら)は、すでに絶景です。

丹沢湖の緑、山々の青、そして紅葉の赤。
この景色を見ておくことと、トイレに行っておくことを忘れないようにしましょう。次にトイレに行けるのは、ここから約9km、だいたい3時間くらい先ですからね。

トイレの他、駐車場と、飲食物やクマ鈴などを売る玄倉商店があります。この先は落石のリスクがあるため、一般車両はきちんと駐車場に泊めていきましょう。

●9時50分 杉林の道

水の流れるさわやかな音を聴きながら、杉林を歩きます。その先には……

●10時10分 本当のスタート

車両通行止のゲートが。このへんから電波がなくなります(※2016年11月現在、DoCoMo)。さよなら文明。

●10時50分 ちょっぴり肝試し

新靑崩隧道(しん あおざれ ずいどう)、通称・暗闇トンネル。長さ327mもあるので、出口が見えず、ライトが無いと通れません。

約3分間の肝試し。

明るさは当日の天気や時刻にもよりますが、試しに晴天時の朝、iPhone5Sのライトだけで照らしてみた結果がこちらになります。

そして、やっとトンネルを抜けたと思ったら……

●10時55分 違う意味で肝試し

またもトンネル。しかも岩肌剥き出し、「石崩隧道(いしくずれ ずいどう)」とかいうシャレにならない名前。
現地では落石も起こりうるので、周りの様子や音に注意しましょう。斜面に背を向けて休憩したり、音楽を聴いたりするのは、落石に気づきにくくなるのでご法度です。

景色も楽しんでいきましょう。道の途中でも、ふとした泉がこんなにブルーですよ。

●11時30分 完全な砂利道に

このあたりから舗装がなくなってきます。坂はきつくありませんが、しっかりした歩きやすい靴が必要です。

もう一息!

ここまでほぼ一本道で、案内板も出ており、迷うことはないでしょう。しかし、折り返し地点・ユーシンロッジ付近では、道が二つに分かれています。

左は行き止まり。右がユーシンロッジに続く道です。

●12時00分 ユーシンロッジ到着

こちらがユーシンロッジ。現在閉鎖中ですが、緊急時の避難場所になります。また、トイレは使用可能です。ただし……トイレットペーパーが流せないこと、ゴミは持ち帰る必要があること、冬季は水が流せない場合があることに注意しましょう。

ロッジの庭でも、近くの沢でも、好きなところでお弁当!

ふと見上げると、空にハートが。

折り返しの帰り道もきれいですが、山が暗くなるのは早いもの。時間に余裕をもって行動しましょう。

ということで昼食後に下山し、16時丹沢湖着。すてきな夕暮れです! 

以上、山北町観光協会の「玄倉川沿いユーシン渓谷コース」に沿ってお届けしました。約19km/7時間ほどのハイキングです。体力に応じ、途中で引き返しても十分楽しめるでしょう。

●ユーシン渓谷への行き方/アクセス

ユーシン渓谷へは、バスで向かうのが便利です。Googleマップはこちら。小田急小田原線新松田駅から約45分、「西丹沢自然教室方面」乗車、「玄倉」で下車です。本数が少ないので、行き・帰りともに時刻表を確認しておきましょう(→富士急湘南バス公式サイトへ)。

近くにある御殿場線山北駅には、観光案内所、午後9時まで営業の日帰り温泉「さくらの湯」、タクシー乗り場もあります。山北駅から玄倉バス停までタクシーに乗った場合、5000円前後になるでしょう。

●ユーシン渓谷に行く準備

・最低でも、歩きやすい靴・飲食物・懐中電灯・ゴミ袋が必要です。飲み物も1リットルほどはあったほうがいいでしょう。
・熊・マムシが目撃されています。クマ鈴を装備する、周囲に注意するなどの対策が必要です。
・毎年11月15日~翌年2月15日が狩猟シーズンです。動物と間違えられないよう、目立つ色の服を着ましょう。
・日が落ちると真っ暗になり、電波もありません。どの地点に何時に到達したか随時記録し、日没時間より1時間は早くスタート地点に着けるように行動しましょう。山北町観光協会から無料ダウンロードできる、行程表をプリントアウトして持って行くのがおすすめです。

ユーシン渓谷付近は例年、11月中旬ごろに紅葉のピークを迎えます。“ユーシンブルー”だけじゃないユーシンの魅力を、ぜひ探しに行ってみてくださいね。

※取材日:2016年11月9日

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