イタリア鉄道の旅 / ローマからアドリア海の街「アンコーナ」を訪ねて

永遠の都と称されるローマは、歴史的な史跡が数多く残るイタリア有数の観光都市。ローマを訪れた後には、鉄道に乗って次の街へ移動してみるのはいかがでしょうか?

自然が豊かで地域によって随分と景色が異なるイタリアは、鉄道の旅にぴったりの国。

今回はイタリアのローマから、東のアドリア海の街「アンコーナへ」への鉄道の旅をご紹介します!

一度の旅行では巡りきれないほど見どころが多くあるローマでは、まずは有名どころから訪ねてみましょう。

パンテオンやフォロロマーノ、コロッセオなどの古代遺跡巡り映画ローマの休日の舞台となった観光スポットを訪ねてみたり、世界最小国のバチカン市国で歴代のローマ教皇が収集した美術に触れ、そしてイタリア料理を堪能するのが定番のコース。

イタリアの首都であるローマから各都市を結ぶフライトは多くありますが、あえて鉄道の旅をしてみるのもおすすめ。

旅のスタートは、ローマの玄関口「ローマテルミニ駅(Roma Termini)」から始まります。
イタリア半島西のティレニア海にほど近いローマから、アンコーナまでは特急電車で3時間半~4時間ほど。

アンコーナはイタリア半島東のアドリア海に面する港町で、対岸のクロアチアへはフェリーも運行しています。

ローマからアンコーナへの道は「イタリアの緑の心臓」と言われるウンブリア州の自然豊かな丘陵地帯を鉄道が通っています。車窓から見える景色でひと際目立っているのは、丘の上にある町トレーヴィ(Trevi)。

イタリア中部の丘陵地帯には山の上にいくつもの町があり、かつて築かれた教会やお城、住居が現在まで姿を留めており、現在も人々が暮らしています。

中世の名残を感じる城壁に囲まれた町も多く残されており、イタリアの歴史に圧倒されることでしょう。ローマから離れるごとに大きく景色が変わっていくのを見れるのも、鉄道の旅の魅力。

マルケ州の州都アンコーナは、紀元前に古代ギリシャ人によって拓かれた街で、一時は古代ローマ帝国の支配を受けその後は東ローマ帝国に属します。

中世には独立状態となりベネチアと対立するほどの強大な海洋共和国でしたが、16世紀には教皇領となりました。

アンコーナの街には様々な時代の個性的な建築が多く残されており、旧市街にある13の噴水がずらりと並ぶ「フォンターナ・デル・カラモ(Fontana del Calamo)」は特に印象的。

よく見るとずらりと並ぶ像の口から、少しずつ水が流れています。

アンコーナはギリシャ語で「肘」という言葉に由来する名前で、山が海に突き出るような地形をしています。

海岸沿いから眺めるアドリア海のサンセットは特に素晴らしいもので、ゆっくりと港の建物がオレンジ色に染まっていきます。イタリアは同じ国でも地域によって全く違った魅力を知ることができる場所。ぜひイタリア旅行の際には、鉄道に乗って旅して見ませんか?

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