1000年以上前の美しい彫刻の残るアンコールワットの遺跡に行ってみた

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カンボジアにあるアンコール遺跡の一つで、遺跡群を代表する寺院建築といえばアンコール・ワット。しかしながらアンコール遺跡群には実は全部で1800を超える遺跡があります。

全部巡ることなんて到底できませんが、その中でも非常に美しい彫刻があり、カンボジア・クメール美術の最高峰とも言われる寺院遺跡があります。それが今回ご紹介する、バンテアイ・スレイ遺跡。

アンコールワットより更に100年以上古く、967年に作られたと言われているこのヒンズー教の寺院は、壁一面に施された細かな彫刻は現在でも美しく残っていて、フランス人作家、アンドレ・マルローが盗み出そうとまでした、という云われも残るほどの美しいレリーフを見る事も出来ます。

独特の赤みがかった砂岩に施された彫刻は近くでみると非常に精巧で神秘的。1000年以上も前に創られたとは思えないほど保存状態がよく、数々の神話のレリーフの豪華絢爛な彫刻を鑑賞することができます。
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なお、余談ですが、世界各国から観光客が訪れるアンコール遺跡群では、地元の観光ガイドが多くいますが、驚くべきなのがその対応言語の多さ。

比較的小さなバンテアイ・スレイの遺跡ですが、そこ回っている間だけでも、英語だけでなく、中国語、フランス語、中国語、韓国語、日本語、ドイツ語、スペイン語と世界各国の言語のツアーガイドを目にしました。

ガイドで生計を立てるため、地元の人々には熱心に語学を勉強している人も多いのだとか。中には一人で複数言語のガイドをできる人までいるそうです。

歴史の背景や、遺跡に残る壁画や彫刻の背景にある神話などを説明してくれるガイドさん、もしアンコール遺跡に行く機会があれば、話を聞いてみてはいかがでしょうか。

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