台北の本格中華で高級キノコ・トリュフをリーズナブルな価格で味わう / 台北市錦州街の「人和園雲南菜」

東京から約4時間のフライトで行ける国、台湾。

日本〜台湾間のLCCも数多く就航したことにより、安くて気軽に行ける観光地として台湾の人気は高まりつつあります。

美味しい台湾グルメに、旧日本統治下の建物や、台湾ならではの絶景など、多くの観光スポットがあるため、何度行っても楽しむ事が出来る旅行先の1つではないでしょうか?

特に台湾・台北のグルメは旅の目的のメインとも言えるでしょう。

例えば、台湾グルメの代表格の1つ「小籠包」で言えば、小籠包の有名店「鼎泰豐」の本店で味わえる「トリュフ入り小籠包」や、日本ではなかなか味わえないヘチマ入り小籠包のお店「盛園絲瓜小籠湯包」、そして小籠包好きが愛する「烏龍茶小籠包」を味わえる「京鼎樓」、そして小籠包好きの台湾の方がオススメする地元の人気店「杭州小籠湯包」など、多くの絶品小籠包のお店が存在します。

さらには台湾グルメの麺の代表格の1つ「牛肉麺」で言えば、100年以上の歴史を持つ老舗で味わう「金春發牛肉店」の牛肉麺に、72時間じっくりと牛骨のウマミを抽出した牛肉麺を味わえる「七十二牛肉麺」、そして台湾屈指の贅沢すぎる牛肉麺を食べられるお店「故宮晶華」などのお店で絶品の「牛肉麺」を味わうことができます。

また、台湾を代表するグルメである「魯肉飯(ルーローハン)」でも、最高の魯肉飯が食べられるお店「阿英台湾料理」に、こだわりが強い魯肉飯を味わえる「髭鬚張魯肉飯」など、様々な名店が存在します。

ほかにも台湾の絶品牡蠣オムレツ「蚵仔煎(オアジェン)」を味わえるお店「圓環邊蚵仔煎」に、「孤独のグルメ」にも登場した豆花(トウファ)の名店「古早味豆花」、さらには、鶏肉飯(ジーロウファン)の名店、「梁記嘉義鶏肉飯」に、台北の人気ガチョウ専門店「阿城鵝肉」、そして台湾・台北で朝5時から行列のできる朝食グルメのお店「阜杭豆漿」に、台湾通の間で人気となっている台湾麺線のお店「阿宗麺線」などなど、美味しいお店を数え上げるときりがありません。

そんな台湾の台北グルメの中から、今回は、あの栗原はるみさんも絶賛している台湾では珍しい中国の雲南地方の料理を味わえるお店「人和園雲南菜」をご紹介しましょう。

・栗原はるみさんも絶賛する雲南料理とは?
雲南料理とは中華人民共和国雲南省の地方料理のこと。

雲南省はミャンマー、ベトナム、ラオスと国境を接しているため、雲南料理はその影響を受けています。

そのため、四川料理系の漢族の料理と、ペー族、タイ族、イ族、ナシ族などの少数民族の料理とがミックスされています。

四川料理のように唐辛子をつかっているものもありますが、汽鍋鶏(チーグオジー)と呼ばれるスープ料理のように、あっさりした味付けの料理もあるため、日本人の口にも合うような料理が数多くあります。

また、食材としては雲南省でよく取れるポルチーニやマツタケ、トリフュなどの各種のキノコに、宣威火腿(雲南ハム)とよばれる独特のハムも利用されており、非常にあっさりとした優しい味わいの料理を味わう事が出来ます。

そんな日本人の口にもあう美味しい雲南料理を味わえるのが、台北にある「人和園雲南菜」なのです。

・絶対にオーダーしておきたいグリーンピースのスープ
こちらには、お店にきた人の誰もが頼むという美味しい絶品スープがあります。

それがグリーンピースのスープ。

ぷちっと弾ける豆の心地よい弾力と、甘い豆の持つウマミを堪能できる、優しい味わいのスープは、それだけで食欲を掻立ててくれます。

一般的なグリーンピースのパサパサとしたイメージや、青臭いイメージとは遥かにかけ離れた、本当に美味しいスープですので、だまされたと思ってオーダーしてみてください。

お店の方にお伺いすると、特に12月から2月の間が美味しいのでオススメとのことです。


・美味しいキノコ料理の数々
そしてこちらのお店のオススメはキノコ料理。

あまり日本では知られていませんが、雲南省はキノコ宝庫で、なんとイタリアの高級キノコ、ポルチーニや日本の高級キノコ、マツタケそして、フランスの高級キノコ、トリフュなどがたくさん取れる場所とのこと。

そんな高級キノコをたっぷりと味わえるのもこちらのお店の魅力です。

例えばタマゴ炒めにトリュフをかけただけのシンプルな料理は、トリュフの贅沢な香りとともに、さっぱりとした味付けのタマゴを味わう事ができます。

エリンギに似た雲南省のキノコは、パリパリとシコシコの食感を楽しめる料理として提供されるため、台湾ビールをゴクゴク呑んでしまうほどのウマさです。

さらには、ポルチーニの炒め物は、オイスターソースとピリ辛に仕上げられていて、香りもコクも楽しめる逸品となっています。

他にも様々な美味しいキノコ料理がありますので、キノコ好きにはたまりません。

・最後はお店のシメ「過橋麺(かきょうめん)」
おいしい料理を味わったあとは、こちらのお店のシメの定番「過橋麺(かきょうめん)」をオーダーすることをオススメします。

「過橋麺(かきょうめん)」とは、その昔、科挙(中国で行われていた官僚の登用試験で非常に難しい試験)の試験勉強に励む主人のために、奥様が提供した美味しい麺料理のこと。

俗世から離れ試験勉強に集中するための場所は橋を渡らなければ行く事ができず、その麺料理は「過橋麺(かきょうめん)」と呼ばれるようになったそうです。

この「過橋麺(かきょうめん)」が非常に美味。

アツアツの「過橋麺(かきょうめん)」を味わえるように、スープと麺と具は別々に供され、テーブルの上で「過橋麺(かきょうめん)」をお店の方が仕上げてくれます。


こちらの「過橋麺(かきょうめん)」、平打ちされたたまご麺に、シンプルな鶏スープが絡み、非常に美味です。

お好みでラー油や高菜を入れて自分好みの味に調整できるのも嬉しいポイント。



日本人にとっても優しい国・台湾は、今年の年末年始、最も海外旅行したい旅先、1位となりました。

そんな台湾の美味しいグルメを味わうために台北を訪れてみてはいかがでしょうか?

きっとこれまでよりももっと、台湾の事が好きになるに違いありません。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 人和園雲南菜
住所 台北市錦州街16号
アクセス MRT雙連駅徒歩10分
営業時間  11:30~14:00 / 17:30~21:00
クレジットカード Dinersのみ支払い可
定休日 なし