【検証】美味しんぼの山岡さんの言う通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?水戸の天狗納豆がウマすぎて驚いた。

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「美味しんぼ」と言えば、東西新聞文化部社員、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食をテーマとして毎回様々なストーリーが展開されるグルメ漫画。

実は作中には様々な実在するお店も紹介されており、グルメファンとしては見逃せない漫画のひとつとなっています。

今回はその美味しんぼの第8巻の『愛の納豆』で山岡士郎が発言している「ワラを巻いて保存しておくと納豆のアンモニア臭が吸収されるため匂いがしない」という発言が本当なのか、という事を検証してみました。

納豆と言えば茨城の名産ですが、実は1世帯当たりの納豆についての年間消費支出額はこれまで福島市や盛岡市に1位の座を奪われていました。ところが、昨年2014年は7年ぶりに全国1位を奪還したとのこと。

そんな茨城県名産の納豆を実際にお土産で購入してみました。もちろん購入したのは今日の水戸納豆の礎を築いたとされる天狗納豆総本家 株式会社笹沼五郎商店の特選わらつと納豆。

パッケージを開けるとどこか香ばしい香りが広がります。しかしながら、納豆独特の香りは一切しません。強く結ばれたワラの束を少し力をいれて開くと納豆が現れます。
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この時点でもあの納豆独特の香りはほとんどせず、ワラの匂いなのか、非常に香ばしい香りがします。

タレとカラシを入れて少しすくってみると、納豆の豆それぞれが塊状に非常に強く固まっていて、初めは少し混ぜにくい状態です。
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しかし力を込めてかき混ぜていくと次第に粘りが出てきます。いつもならこの段階で納豆独特の匂いがするのですが、ワラに入っている納豆は匂いが本当にしません。
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しっかりと混ぜると、しっかりと糸を引く納豆になります。
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実際にワラに入った納豆を食べてみると、非常に美味でした。大豆のしっかりとした甘みとまるでピーナッツのような香ばしさ、そして納豆が本来もつ大豆から引き出されたウマミ。

これまでの納豆はなんだったのか?と疑問すら湧いてくるほど、それほどまでに納豆自体の概念を変えてしまう、そんな味わいに強い驚きを感じました。

これが本物の納豆なのか……と、おそらくはじめてワラに入っている納豆を食べた人は、万人が驚いたに違いありません。しかしながらおそらくそのウマさを日本全国へと広める事ができなかったのでしょう。

もしまだ「ワラに入った納豆を食べた事が無い」という方は、ぜひともこの味を味わってみてください。きっと本物の納豆のウマさを痛感する事ができると思います。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

Via: 天狗納豆総本家 株式会社笹沼五郎商店