【世界の街角】海のみえるスペイン北部の港町ヴィーゴを歩く

北スペインの港町ヴィーゴ。

ヴィーゴは首都マドリードから国内線で1時間程の距離にあり、北スペインの中でも大きな町です。ヨーロッパ風の建物と海の見える景色が素敵な港町。

バルセロナやグラナダなどスペインの観光地ではよく日本人を見かけますが、ヴィーゴに来ると、日本人はおろかアジア人もほとんど見かけません。ヴィーゴは夏でも暑すぎず過ごしやすい気候なので、暑く乾燥した南スペインから避暑地として訪れるスペイン人が多いのです。

所々に雑貨屋さんやお土産やさんがあり、特にサマータイムのシーズンはスペイン人観光客が多く、町も活気づいています。曲がりくねった小道や町の風景は、ヨーロッパの街並みが好きな人にとっては心惹かれる魅力があるでしょう。


地元の人々が信仰する小さな教会。

ヴィーゴのシンボル「シーマン」の彫刻

ヴィーゴはガリシア地区にあります。地元のレストランでは、ガリシアのビールやとれたてのオイスター、魚介類を使った新鮮な料理が食べられます。

ガリシアのパイ、エンパナーダ。中には帆立貝や魚介類がたっぷりつまっているガリシアの伝統的な食べものです。

とれたてのタコにスパイスとオリーブをきかせた料理。

港から船で「世界で最も美しいビーチ」といわれるシエス島へ20分で行くことができます。

シエス島は島そのものが自然保護されており、公共の船では5~10月頃まで行くことができます。但し、大西洋の海なので、8月でも水風呂に入るような冷たい海です。

ヴィーゴ周辺にはたくさんビーチがあり、地元で暮らす人々は時間があればビーチへ行き、昼寝(シエスタ)をしています。仕事の昼休み中でもビーチに行くことが許されるので、なんとも幸せな環境です。

ヴィーゴにはこれといった有名な観光スポットは特にありませんが、素朴なスペイン人の暮らしや伝統的な文化を垣間見ることができます。アジア人にもほどんど遭遇しないので、長期滞在すれば、どっぷりとスペインの暮らしに浸ることもできるでしょう。そして、海の幸や地ビール、パエリアなど食べ物もおいしいので、食にも困りません。

まだそれほど認知度が高くない北スペインヴィーゴ。定番観光地のスペインとは一味違った姿を見せてくれるヴィーゴにぜひ一度立ち寄ってみませんか。

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